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変動か固定か、住宅ローンの金利タイプを考えることも大事だけど・・・

変動金利型を選択する人が増えているようですが・・・

住宅購入に関するFP相談の中でよく聞くご質問の一つが

「住宅ローンの金利って変動と固定とどちらがいいですか?」

というものです。

これはそれぞれのご家庭の考え方や家計の状況によるところも大きいですからどちらがいいと一概に言えるものではありません。

詳しくはご相談者の方の状況をお伺いしてアドバイス等させていただくものです。

 

そんな中で先日次のような見出し記事がありました。

「住宅ローン 固定型急減 昨年度は3割、2年で2割減 続く低金利、選好に変化」

(2020年1月9日日本経済新聞朝刊)

記事の中に「住宅金融支援機構の調査」とありますが、これは住宅金融支援機構が毎年発表している「民間住宅ローンの貸出動向調査」のことを指しているものと思われます。

住宅金融支援機構のホームページにてこの調査の内容を見てみました。

これによれば変動金利型住宅ローンの新規貸出実績が2018年度に70.4%となり過去4年間で最も高い比率になっています。

ただし、この調査の対象となっている「調査対象とした住宅ローン」において全期間固定金利型住宅ローン「フラット35」は除かれていることがこの調査の1枚目の「調査の概要」の欄に記載されています。

したがってそれも加味した調査を確認することも大事かなと思います。

とはいえそれを考慮しても変動金利型を選択される方は増えている傾向のようです。

昨年2019年4月にこのブログ内で変動金利型住宅ローンの借入が多いようですが・・・というお話しをさせていただきました。

この時にご紹介した調査の一つに同じく住宅金融支援機構が発表している「民間住宅ローン利用者の実態調査【民間住宅ローン利用者編】」があります。

こちらは「フラット35を含む民間住宅ローン利用者」の方に金利タイプ等をアンケート調査したものです。

詳しくは先程の当ブログ内リンク先投稿をあわせてお読みいただければと思います。

で、この調査は年2回発表されていて先程のブログリンク先では2018年度第1回の調査についてお話ししています。

そこでそのあとに発表された2018年第2回調査を確認しました。

それによれば変動型の金利を選択された方がこの調査の2015年以降最多の60.3%ではじめて6割を超えました。

傾向としてはやはり変動金利型を選択されている方が増えているとは考えられるのかもしれません。

 

金利タイプだけでなくライフプラン全体で考える

住宅ローンの金利の特徴については住宅ローンの固定金利・変動金利 そのメリットとデメリットの基本をおさえましょうと言う投稿で以前にお話ししています。

この投稿内で図表にもまとめていますのでそちらをご覧いただければ幸いです。

一部例外はあるものの、主として35年まで組むことのできるものの多い住宅ローンは長期間の返済計画を考える必要があります。

とはいえ35年もの先の金利の見通しというものはなかなか難しいということも事実です。

 

先程の金利ごとの特徴をお話しした投稿でも触れていますが、変動金利型を選択される場合、返済金利が固定金利に比べて低いわけですからその間に繰り上げ返済も活用して返済をすすめ借入期間完了前に住宅ローンを完済することも選択肢として考えておく必要があります。

そうでなければ固定金利を選択して金利の動きを気にせずゆっくり35年なりの期間で返済していくほうが落ち着いた返済ができるでしょう。

固定金利型は総返済額が多くなりますがライフプランは検討しやすくなります。

 

それに家計は住宅ローンの返済のこと以外にも教育費のことや年齢によっては老後資金のことも考える必要があります。

「住宅購入のこと」「教育費のこと」「老後資金のこと」と別々に考える方もいらっしゃるかもしれませんが、家計と言う観点で広く見ればそれぞれにつながっています。

偏りが出て無理をすれば家計全体に影響が出ます。

つまり金利タイプだけでなくライフプラン全体で判断することが大切になります。

だからこそキャッシュフロー表を使った分析などを利用して家計全体のバランスを一度見ていただければ幸いです。

手前みそですがご心配などお持ちの方は一度ご相談ください。

 

どの金利タイプが有利か不利かという視点よりもご家庭ごとの家計の考え方としてご自身たちの住宅ローンの返済に関する考え方をしっかり決めておくことが大事です。

間違っても「目先の金利が安いから変動金利型」と言う理由では選ばないでいただきたいところです。

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