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セカンドライフの第一歩として「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で年金見込額を確認してみましょう

先月2019年3月の中旬、日本年金機構のあるウェブページやTwitterがいわゆる「炎上」する騒ぎになり一部メディアでも取り上げられていました。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、新社会人の方向けにねんきんネットをPRしようという内容のようでしたが、「ガチヤバイ」などの表現にかなり厳しい意見が寄せられたようです。

すでに当該ウェブページやツイートは削除されているようですが、年金機構においては適切な表現を用いて周知にあたっていただきたいところです。

 

さてこの「ねんきんネット」、今回の周知の仕方はさておいても、やはり老後資金を考える上で一つの役割を果たす側面もあります。

またもう一つ毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」を確認すること老後資金を考える第一歩です。

そこで今日はこの「ねんきんネット」「ねんきん定期便」で、老後資金計画のポイントの一つである公的年金についてその見込額を知る方法をお話しすることにします。

 

50歳以上の方は「ねんきん定期便」をチェック

「ねんきん定期便」はFP相談を受ける際にご持参をお願いしているものの一つです。

毎年誕生月に日本年金機構から送られてくるものでハガキタイプが基本なのですが、35歳、45歳、59歳の時は封書で送られてきます。

で、このハガキタイプ、意外とみなさん見ないでどこかにやってしまうことが多いようなんですね。

実際ご相談の必要書類でお話しすると「あったかな?」というような反応がけっこう多いです。

 

さてこの「ねんきん定期便」ですが50歳を境に内容が変わります。

最大のポイントは50歳以上の方の「ねんきん定期便」は60歳まで同じ条件で加入し続けた場合の将来の年金見込額が記載されている点です。

逆に言えば50歳未満の方の場合、今までの年金加入実績に応じた年金額のみ記載されています。

したがって将来の見込額は示されていないことになるわけで、ここに大きな違いが出てきます。

以下にこの50歳以上の「ねんきん定期便」の見本をアップします。

(出典)日本年金機構HP 「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(平成30年度送付分)1.毎年のハガキ(節目年齢以外の方)

これは50歳以上の方の「ねんきん定期便」のオモテ面です。

日本年金機構のHPよりその見本を掲載させていただきました。

見難いかもしれませんが(よければ拡大してご覧ください)、基本的には「(1)(2)の合計」という一番下の欄の一番右の金額が65歳以上の見込額になるわけです。

ただし「ねんきん定期便」ではいわゆる「加給年金」や「振替加算」の額が反映されていない点には注意が必要です。

ちなみに50歳以上の方は他にも「ねんきんダイヤル」から「年金見込額の試算」を郵送で申し込む方法もあります。

詳しくは下記の日本年金機構のHPよりリンク先をご覧ください。

日本年金機構HP内「Q.年金の見込額を確認するにはどうすればいいですか。」

 

50歳未満なら「ねんきんネット」を利用してみる

さてでは50歳未満の方、例えば私もそうですが40代後半になってきてそろそろ年金見込額が気になる方はどうすればいいでしょうか?

これが冒頭のお話しで触れた「ねんきんネット」を利用するということになります。

ちなみに「ねんきんネット」のリンクを下記にはっておきます。

日本年金機構「ねんきんネット」

 

この「ねんきんネット」では例えば現在の働き方で60歳まで働き続けた場合の将来の年金見込額の試算が可能になります。

また働き方を変えた場合を想定しての質問形式でのシミュレーションなどの機能もあります。

ひとまず私のように50代未満の方はこちらを使ってみると一応の目安がわかるということになります。

冒頭にご紹介した日本年金機構の諸々の情報発信はこの点をアピールしたかったのでしょうが、もう少し表現に工夫の必要があったかもしれませんね。

ただし「ねんきんネット」も諸々制約があるようで、あくまで参考であるということには留意しておく必要があります。

 

ねんきんを利用するのに必要なもの

さて「ねんきんネット」の利用方法ですが、必要なものがあります。

それが「アクセスキー」と「基礎年金番号」です。

まず「アクセスキー」からお話しするとこれは先程の「ねんきん定期便」に記載されているものです。

どこに記載されているかというと下記の見本をご覧になってください。

(よろしければ拡大してご覧ください。)

 

 

(出典)日本年金機構HP 「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(平成30年度送付分)1.毎年のハガキ(節目年齢以外の方)

これは50歳未満の方の「ねんきん定期便」の裏面です。

先ほど同様日本年金機構のHPよりその見本を掲載させていただきました。

ここに記載されている中央上段の「お客様のアクセスキー」と「基礎年金番号」を「ねんきんネット」の利用登録画面で入力するとすぐにユーザIDが発行されて利用できるようになるそうです。

ただこの「アクセスキー」、「ねんきん定期便」が送られてきてから3ヶ月しか有効期間がないんです。

では3ヶ月経ったら「ねんきんネット」が使えないのか、というとそういうわけではなく、この場合は必要な事項を「ねんきんネット」のユーザID申込画面から入力すると、郵送で(年金機構の5営業日程度)にユーザIDが送られてくるという仕組みになっています。

先程「アクセスキー」のお話しで「なるそうです」と書きましたが、私は「アクセスキー」が3ヶ月有効と気づかず、結局この郵送方式にてユーザIDを受け取ったためこういう書き方をしました。

 

さてもう一つ「基礎年金番号」です。

これも先程の「ねんきんネット」利用登録画面に入力する必要があります。

が、「ねんきん定期便」には書いていないんですね。

だとするとこれどのようにして確認すればいいのでしょうか?

 

まず年金手帳をお持ちの方はこの年金手帳を確認していただくことになります。

ただこの年金手帳も実はいろいろな色があって「基礎年金番号」の記載があるのは青色の年金手帳になります。

私と同世代の方はもしかするとオレンジ色の年金手帳かもしれません。

これですと「基礎年金番号」の記載はなく厚生年金や国民年金などそれぞれの番号が載っていたりするんです。

そこで年金機構のHPでは「基礎年金番号」の確認方法をいくつかあげています。

以下がそのリンク先です。

日本年金機構HP内「自分の基礎年金番号の確認方法を教えてください。」

 

会社に確認したり、年金事務所の窓口で相談したりというような方法もあげられています。

私も以前諸事情があって「基礎年金番号」がわからず年金事務所へ赴いたことがあります。

ちょっと待ちましたけど話がよくわかりました。

で、この「基礎年金番号」と「ユーザID」があれば「ねんきんネット」は利用できるようになるわけです。

 

あくまで目安ではありますが、それでもここで年金見込額が分かればいわゆるリタイアメントプランを立てるにあたっての大きな一歩目になると思います。

年に一度の「ねんきん定期便」、一度は活用していただくことをおすすめします。

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