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家計の「使途不明金」をなくすために心がけること

今日もこのところのご相談事例の中からお話しします。

とはいえ今日のテーマはどのご家庭にも思い当たる節があるのではないか、というものです。

取り上げるのは、以前にも何度か触れたことのあるのですが、家計の中の「使途不明金」です。

私自身はもともとあまり趣味らしい趣味もないせいかそれほどお金を使うわけでなく、開業してからも「質素倹約」を旨としております(笑)

そのせいか各ご家庭の「使途不明金」に関しては、自分が思っている以上にシビアな目で見ているな、と最近特にご相談を受けるたびに思っているところでもあります。

 

「使途不明金」とはどんなお金か

家計のご相談を受ける際各ご家庭の収入と支出の状況を伺います。

収入に関しては可処分所得いわゆる「手取り」でお伺いしますし、支出は家計簿やメモなどを中心にお聞きしていきます。

お聞きした収入と支出を差し引きすると月々や年間の「貯蓄可能額」が算出される、というのが理屈の話です。

 

しかし実際にお話しをお伺いしてみるとそれほど貯蓄できていないというご家庭はやはり多いです。

というのもこれはあくまで理屈の話だからです。

実際には予定外、想定外の支出というのは発生するわけですし、年間ベースで考えれば余暇娯楽の費用、例えば旅行や大きな買い物などもあるでしょうから理屈通りにはならないわけです。

それでもこれらの支出が予定していたものや何に使用したのかわかっているものであるならば特に問題はないと思います。

問題なのは何に使用したのか不明なものです。

これが文字通り「使途不明金」ということになります。

 

クレジットカードの「利用明細」を確認する理由

「使途不明金」で気になるものの一つがクレジットカードの使用です。

家計収支の状況をお聞きしていく中で「クレジットカードでこれだけ使いました」というようなお話しを聞くことはよくあります。

が、そもそも「クレジットカード」を利用して「何を買ったか?」が家計の支出においては大事な点になります。

「クレジットカードの利用総額」が大事なのではなく「クレジットカードの内訳」が重要になるということです。

ちなみに私はクレジットカードを利用してないわけではありませんが、実は日常のお買い物においてはほとんど利用していません。

毎月決まって支払うものに利用しています。

また一部電子マネーなども使っていますが、これも使用頻度はそれほど高くありません。

もちろんいわゆる「キャッシュレス」といわれる現金を使わない時代になりはじめていることは承知しています。

とはいえクレカであっても電子マネーであっても何に使ったかをきちんと把握しないとますます「使途不明金」は増えるばかりです。

聞いてみると当たり前のことのように思う方もいらっしゃるかもしれません。

が、実際にご相談を受けるとカード類の明細をしっかりみないとわからないものについていわゆる「どんぶり勘定」になってしまっているご家庭も見受けられます。

明細を毎月きちんと管理して「クレカでいくら利用したか」ではなく「クレカで何を買ったか」をしっかり確認するようにしましょう。

 

「使途不明金」をなくすためのコツ

そもそも「使途不明金」を生み出さないようにするために考えられる方法というかコツのようなものはあるのでしょうか?

まず貯蓄の額を先に決めて確保してしまうことが一つあります。

これは俗に「先取り貯金」というような言われ方もしていますが、先に貯金額を確保してしまうことでやりくりする金額を決めてしまうという特徴があることはいうまでもありません。

特に新婚のご家庭などにはぜひ早めにトライをしていただき「貯めグセ」をつけていただきたいところです。

 

もうひとつは「予算」の決定です。

「予算」というとおおげさに聞こえるかもしれません。

つまりは服を買うための予算、レジャーの予算といった日常生活の中でもいわゆる「変動費」として考えることができるようなものについて金額を決定してしまうということです。

これを決めて守らないと衝動買いなどが起き「手元に現金がないからクレカで」というようなことになりかねません。

 

この「予算」の決定と関連して大切なのは、みなさんの手元にあるお金、あるいは貯金して準備していくお金に目的を与えて「使途」を明確にすることです。

色々な考え方はありますが、基本的には次の3つの資金を保管あるいは準備する必要があります。

  • 日常生活費にあてる資金
  • 緊急事態に備えるための資金
  • 使用目的を決めている資金

一つ目の日常生活費はそのまま日々の生活費です。

家賃や水道光熱費といった「固定費」や先ほどお話しした「変動費」が含まれます。

 

二つ目は災害の発生やお勤め先の経営不振による給与未払いや減額といった事態に備えておくために準備しておく資金です。

またこの資金がしっかり貯蓄されていると、保険会社の「医療保険」に加入しなくても、以前にこちらの投稿で概略をお話ししている「高額療養費制度」などをあわせて利用することにより病気やケガの発生時における費用に対処することも可能になります。

どのくらいの金額を準備するのかについてはいろいろな見解がありますし、各ご家庭の収入や貯金の状況によっても変わりますが、私がご相談をいただく際には日常生活費の半年から1年分の蓄えをご準備いただくようお話しすることが多いです。

 

そして最後に「使用目的を決めている資金」です。

これは近い将来ある目的に充当するための資金です。

一般的に考えられるのはいわゆる「人生の三大資金」のうち住宅取得資金や教育資金といった大きな出費に充てるために準備するケースです。

 

このように「先取り貯金」や「予算」、「使途」を明確にした資金を増やすことで文字通り「使途不明金」は減っていくことになると思います。

家計の改善においてこの「使途不明金」をなくすようにすることは最初の一歩と言ってもいいでしょう。

「なかなか貯蓄が貯まらない」ということであれば有効なお金の使い方にするためにもぜひ細かな支出の洗い出しを意識してみてください。

家計診断も含めじっくりと今後のライフプランについて相談したい、という方はぜひ一度お問い合わせください。

詳しくはこちらのページをご確認の上お問い合わせください。

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