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「エンディング産業展」でのセミナー聴講

昨年の今頃、「エンディング産業展」見学記というお話しをさせていただきました。

早いものであっという間に1年経ちまして、今年も先日この「エンディング産業展」を見学に東京ビッグサイトまで出かけてきました。

昨年と同じ出展者の方もいらっしゃいましたし、初めての出展の方もいらしたようです。

そういえば数を数えたわけではありませんが、士業関係の方による出展も昨年より増えているように感じました。

そんな中私自身今年は昨年と違って初日にお邪魔し、主に出展されているブースにお伺いするよりもセミナーなどでお話しを聞いたり情報収集したりというつもりで行ってきた感じです。

 

火葬場が不足していると感じる理由

以前に火葬場が不足しているのではないかというお話しをさせていただいたことがありました。

が、その認識についてはいささか勉強不足だった側面もあるようです。

エンディング産業展の初日に東京23区9つの火葬場のうち6つを運営している会社さんのセミナーをお聞きしてきました。

そこでわかったお話しとしては火葬場の火葬炉の稼働率はそこの会社さんでは60%を下回る状況が続いているようで余裕はあるというお話しでした。

ではなぜ混雑をしているようなイメージなのか、ということですよね。

 

火葬炉については1日7回動かすようなのですが、このうち多くの火葬時刻が11:00、12:00、13:00の3つの時間帯に集中しやすいとのことでした。

つまり葬儀や告別式との兼ね合いでその時間帯に予約が多くなる傾向があるそうで、朝の早い時間帯や午後の14:00以降などは空きがあるらしいのです。

ちなみに東京23区の火葬炉は全部で99基あるそうです。

これは私もネットで確認しました。

このうち64基がこの会社さんでして、残りはもう一社の火葬炉と都営や広域斎場組合のものです。

 

ただ依然として火葬場が不足しているのでは、という話は確かに出ています。

公益財団法人東京市町村自治調査会さんのHP内にある「多摩・島しょ地域における火葬場の需給及び運営に関する調査研究報告書」によれば23区以外では70%を超えるような稼働率の火葬場もあるようですし、23区でも先ほど都営の瑞江葬儀所は平成25年度の稼働率は98.4%ということです。

またちょっと前ですが日経電子版のNIKKEI STYLE2016年2月8日付で「首都圏の「火葬場不足」現実に、「友引」の稼働も増加」という記事も出ています。

見出しのように「友引」の稼働や稼働時間そのものを増やすという動きも増えているようです。

先日お話ししたように年間130万人が亡くなる時代です。

火葬炉の数もさることながら、今までのような葬儀・告別式といった見送り方を考えている場合には、待ち時間がかかるような状況になっているようです。

 

死後事務委任のサポートを担うために

さて火葬ののちご遺骨をどう供養するのかについてもう一つお墓を取り巻く現状についてのセミナーをお聞きしました。

多くの方もお感じのことと思いますが、家族関係の変化にともなって今までのようなお墓を維持していくことは難しくなっていると思います。

近年現れている新しいタイプの供養の仕方もまさにそんな時代の変化とともに現れていたものでしょう。

 

特にセミナーの中でも講師の方からお話しがあったのですが、生涯未婚率が高まる中で死後事務委任をどのようにサポートしていくかということは大切な問題など私も認識しています。

これは私も含めた生涯未婚のケースにおいては大切な問題ですし、配偶者と死別などして単身高齢者になった際の死後事務委任も同様のことが起こるであろうと私は感じています。

死後事務委任契約については当事務所でも取り扱っておりこちらのページでご紹介しています。

もし死後の事務をどうしたらいいかと考えていらっしゃる方はご相談ください。

直ぐにわたくしのほうで受任したりせず、じっくりとお話しをお伺いしながらより良い方法を検討していきたいと思います。

 

エンディングノートについてもお話しがありました。

以前にお話ししましたがエンディングノートはすべて書こうと思わなくていいのではないかと私は思っています。

本当に必要なこと、残された親しい人に伝えたいことをしっかり書くことでご家族の方や死後の事務を任される方が困らないようにしてあればいいわけです。

 

世の中の流れの中で死後のことについてのことが簡素化や財産の分割等にウエイトが置かれることが増えているように思います。

もちろん一人一人のお考えがもっとも大切ですが、死後のことを考える際に残された方々への心配りというのも大事なことではないでしょうか。

単に士業としてFPとしてということではなく、そういった側面もしっかり考えてご相談に乗れるよう研鑽を積まねばと感じた今年のエンディング産業展でした。

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