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「遺品整理」トラブルを防ぐためにもまず「生前整理」からはじめましょう

日本経済新聞で時折「130万人のピリオド」という記事が出てきます。

この「130万人」という数字は国内で年間に亡くなる方の数のことを指しています。

余談ですが、厚生労働省の「人口動態統計の年間推計」によれば平成29年の死亡数は推計134万4千人、前年平成28年死亡数は確定数で130万7748人となっています。

つまりこの記事はいわゆる「終活」に関する話題を取り上げているものだと思っていただければいいのではと思います。

 

さて先日2018年8月17日付の日本経済新聞夕刊にもこの「130万人のピリオド」が掲載されていました。

テーマは「思いこもった遺品を弔う」というものです。

取り上げられていたのはいわゆる「遺品整理」についてでした。

「遺品」をお寺さんや神社さんなどで供養の上燃やす、お焚き上げをする、場合によっては業者に引き取ってもらうといったような形で「遺品」を弔ってもらっているケースが紹介されていました。

 

「遺品整理」の難しさ

私も親父が亡くなって今年の暮れで丸6年となります。

実家の母も少しずつ進めているようですが、なかなか親父の使っていたものを思い切って処分するのは難しいようです。

「いつまでも置いておいても仕方ないしね」

とはいうもののなかなか踏ん切りがつかないところもあるのでしょう。

そういえば誰も使わないのに親父の電動カミソリが残っていたのですが、あれはどうしたろう?

話はもどりますが「モノ」が増えてきているがゆえにいわゆる「断捨離」とか「ミニマリスト」といった「モノ」を持ち過ぎない、持たない生き方も増えてきているようです。

とはいえ故人の使っていたものを思い切って処分するのは心の中で大きな決断が必要になってくるでしょう。

 

また記事内ではいわゆる「デジタル遺品」の話にも少しだけ触れられていました。

これについては以前当ブログ内の子側の目線で終活関連の話題について触れてみる~その2~でお話しをしました。

うちの親父のようにまったくIT関連に疎いと心配はないのですが、これからますますデジタル製品に強い高齢者の方も増えてくるでしょう。

こういった従来とは違う「遺品」についても考慮していく必要が出てきます。

 

「遺品整理」業者とのトラブルも発生しているらしい

「モノ」が増えてきて「遺品整理」の必要性が増してくる中で「遺品整理業」の方が増えてきているといいます。

亡くなった方の「モノ」をどのように処分するかいずれ考えらければならない時に力になってくれる存在の一つであることは確かでしょう。

そして多くの業者の方は誠実にお仕事をされていると思います。

が、消費者の方との間ではいろいろと行き違いも出てきてしまっているようです。

 

すでに2018年7月20日付の日本経済新聞朝刊で「遺品整理業に苦情多数 国民生活センター 注意呼び掛け」という見出しの記事があがっています。

これは独立行政法人国民生活センターが同法人のホームページ内で2018年7月19日公表した「こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル-料金や作業内容に関するトラブルが発生しています-」という情報が元に記事になっています。

国民生活センターの情報によれば毎年100件前後の相談が全国の消費生活センターに寄せられているようです。

詳しくは国民生活センターのHPをみていただければと思いますが、主に契約内容や料金面、誤った処分といった問題があるようです。

やはり内容や金額といった点は詳しく、明確になるようにしっかり確認することが重要になります。

 

まずは「生前整理」で「モノ」を整理していこう

が、そもそも遺品整理の方にお願いする部分をなるべく小さくできれば費用面でもコストが減ってきますし、誤って処分される可能性も低くなるでしょう。

ということはまずそもそも「遺品」が増えなくてもすむように「生前整理」を進めていくことが大切になります。

例えば高齢の親御さんに「終活」の一環として「生前整理」をしてもらうことが万一のことが起きた後に負担が減る方法の一つです。

そのためには以前にこのブログでも親子での終活のお話しをしてきていますが、家族でどのように「モノ」についてどのように片づけていくか話し合っていくことがいいでしょう。

けっして親御さんをけしかけるのではなく余裕をもって親御さんのペースを考えた上ですすめていくようにしたいところです。

最近ではいわゆる「終活」の一環として「メルカリ」のようなネット上のフリーマーケットを利用して「生前整理」をしていくケースもあるようです。

「遺品整理」で出品するのは気が引けても、本人が元気なうちであればこういったものを利用することも方法の一つでしょう。

ただしもちろん本人が納得されることが大切です。

勝手にこういったものを利用して処分してしまうことはやめましょうね。

 

また自宅が空き家になってしまう可能性があるのであれば、いろいろ心残りもあるとは思いますが、売却などして小さな家などに住み替えたり有料の老人ホームなどに移ったりすることも検討方法の一つです。

家を「生前整理」すると言えばややおおげさでしょうか。

大きな家では片付けが大変になることもあるでしょう。

また「遺品整理」は価格の相場がおおむね部屋数や大きさなどから決められるようなことも多いようです。

収納や空き家部屋などが多ければ「モノ」が増えやすい、処分しにくいといったこともあろうかと思います。

こういった家の処分も「遺品整理」とあわせて考えてみてください。

 

私のような独身の方にとっても「生前整理」は大切です。

兄弟姉妹や親族に迷惑をかけないようにするためには「断捨離」とまではいわなくとも不要な持ち物や使用しないものをなるべく減らしていくようにすることは考えていくようにしましょう。

 

「モノ」には人がそれまで使っていた愛着が残るのでしょう。

それゆえ残ったものをかつては親族で「形見分け」していたのだと思います。

時代が変わって「遺品整理」のようなお仕事も大切にはなりました。

それでも「形見分け」すべきものまで処分しないよう判断していくことになります。

「形見分け」で苦労しないためにまずは「生前整理」から少しずつ準備していくように心がけたいものですね。

とはいえ書類なども多くて苦労することもあるかもしれません。

「生前整理」の手順なども含めお困りの方は一度ぜひご相談ください。

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