ブログ

自分に合ったお墓の選び方として自身で別途に用意するなら知っておきたいこと

前回に引き続いて自分自身の墓をどう考えるのか?についてお話しすることにします。

自分自身が亡くなったあとに遺骨について大きく二つの選択肢があると思うということを昨日もお話ししました。

それが次の二つです。

A.実家のお墓又は配偶者の家のお墓に入る

B.別途に自身で用意する

前回はAについてお話ししましたので今日はBについてお話ししていきます。

 

後継者がいるのかいないのかは大事なポイント

別途に自身でお墓を用意する際に注意したい点として考えておきたいのが自身の亡くなった後に後継者となってくれる人がいるのか?という点です。

ここで「後継者がいる」というのは実際に「お子さんがいる」という意味にとどまりません。

 

お子さんがいても遠方にいる、あるいは負担をかけたくない、といったような理由でお墓の「後継者」にはならない可能性も当然考えられます。

実際、最近地方のお墓を「墓じまい」する理由のひとつにはこういった事情もあるでしょう。

 

またそもそも前回お話しした「墓守」である「祭祀主宰者」は必ずしも法定相続人である必要がありません。

もちろん墓地ごとの規定はありますので実質的には親族になることがほとんどではあろうと思いますが、理屈の上では相続人以外の親族や法律婚でないパートナーいわゆる「内縁関係」の方でも「祭祀主宰者」になることは可能です。

ですから「後継者がいる」ということは必ずしも「お子さんがいる」というわけではありません。

誰か引き継いでくれる親類縁者がもしいれば「後継者がいる」ことにはなるわけです。

 

新たにお墓をたてるならば・・・

さてこの場合、まず自身で用意するとすれば考えられる選択は新たなお墓を購入するということです。

親類が入っている寺院内で新たに檀家となって「家墓」を購入することも一つでしょう。

また公営墓地やいわゆる「民間霊園」を購入することも当然一つです。

お寺の方には申し訳ないのですが、どちらかといえば最近は宗教宗派不問という観点からか公営墓地や民間霊園を希望される方が増えているように思います。

 

お墓らしいお墓として後継者の方々が墓参りをしやすいという点は良い点だと思います。

一方で新たにお墓を購入するのはやはり金額がかかる、というのが率直なところでしょう。

特に都内ではなかなか厳しいものがあるといえます。

先日の取材記事でもお話しましたが都立霊園の場合、小さな区画でも使用料として最初に約150万円程度はするわけで、ここに墓石を立てれば区画の使用料と墓石第とあわせて250万円~300万円程度にはなろうと思います。

こういった費用がかかることは知っておかなければいけません。

さらに都立霊園では抽選となっており必ず購入できるとは限らないわけです。

地方の公営墓地等では必ずしも抽選等にはなっていませんが、とはいえ現在居住している方などが対象であることが一般的です。

お墓をたてるにはこういったことを考えておく必要があるわけです。

 

合同墓や散骨といった選択はどうか

後継者がいない方やあるいは先ほどお話したようにお子さん方には継がせたくないというような方にはどのような選択肢があるのでしょうか?

例えばお子さんのいらっしゃらないご夫婦や私のような独身者は、先程お話ししたように誰か親類等にお願いしない限り後継者となってくれる人がいない可能性が高いと言えます。

 

その場合の選択として考えることのできるものの一つがいわゆる「合同供養墓」や「永代供養墓」といわれるものです。

ごく簡単にいえば、お寺さんや民間霊園さんが管理するご遺骨を合同して供養してくださるお墓のことです。

こちらに納骨してずっと供養していただけることになります。

 

基本的に後継者の心配がいりませんからお墓がなくなることはなく、霊園側でずっと供養してくださるわけですから後継者のいない方には向いているタイプの一つといえます。

価格も一般的には「家墓」よりも安い金額で収まっていることが多く、練馬区内でも50万~60万円ぐらいのところが多いようです。

当初は個別で安置し13回忌などを過ぎたら合葬する、といったタイプのものもあるようですので詳細は現地に見学に行った上で確認することをおすすめします。

 

最近では納骨堂などで13回忌等まで保管して期限を過ぎたのち合葬するタイプのものも増えてきています。

以前にお話しした都内にあるようなビル型の納骨堂などもその例といえるでしょう。

都心のこういったビル型の納骨堂はご遺骨一柱あたり100万円前後が多いのですが、アクセスがしやすく親族の方がお参りに便利だという理由で選択される方もいらっしゃるようです。

 

また都立霊園で唯一の樹木型である小平霊園の樹木型や樹林型の墓地は合同墓タイプといえるでしょう。

墓地にある樹木がシンボルとなってご遺骨が埋蔵されているわけです。

 

合同墓タイプの注意点は特に合葬後はご遺骨を返還していただくことができない点にあります。

したがってもしお子さんなど親類がいらっしゃる方でこのタイプのお墓を選ばれる場合はお子さん方とよくお話しをしておくことが肝心です。

あとで個別に手を合わせるところがほしい、と思っても手遅れになるからです。

 

最近気にされる方が増えてきているのはやはり「散骨」かもしれません。

「海洋散骨」で海に還してもらうという選択を考える方もいらっしゃるようです。

注意する点としては一般的にご遺骨のままで撒くことは難しくパウダー化する必要があることや地域によってはガイドラインなどで散骨できる海域を決めているところもあることなどです。

また先ほどの合同墓同様、お子さん方があとで個別に手を合わせるところがほしい、と思っても手遅れになる点は同じですのでやはりよく話し合っておくことが必要になります。

 

みなさんはどのように供養してもらおうとお考えになるでしょうか。

もし迷いや悩みなどがあったら一度当事務所までご相談ください。

お話しをお伺いしながら一緒により良い方向を考えていきましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る