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ガス小売自由化の動き始まる~その4~

今日は今年(2017年)春スタート予定のガス小売自由化のお話です。

このブログでも「その後の電力小売自由化」シリーズと平行して、ガス小売自由化の動き始まる~その2~~その3~とお話してきています。

で、先日2017年2月2日に経済産業省本省で行われた「経済産業省本省における電力・ガスの小売全面自由化説明会」に参加してきました。

ちなみに配布資料は電力・ガス取引監視等委員会のウェブサイト内にアップされていますし、後日YouTubeのMETIチャンネルでも様子がアップされる予定だそうですので、よければごらんになってみてください。

配布資料のリンク先をご紹介しておきますね。

「電力・ガス取引監視等委員会ウェブサイト内電力・ガス小売全面自由化説明会(消費者向け)

このページの「経済産業省本省における電力・ガスの小売全面自由化説明会」というところの「配布資料」というところに資料があります。

基本的には、関東地方では昨年(2016年)12月に行われ私も出かけてきた「経済産業局における電力・ガス小売全面自由化説明会」と内容はほとんど変わりませんし、さほど目新しいお話もありませんでした。

(なおこの12月の説明会については当ブログ内のガス小売自由化の動き始まる~その2~という記事でお話ししています。)

ただ参加された方との質疑応答の中でみなさんの関心のあることや資料の中で目に付きにくい点がありました。

まあ説明と質疑応答で賞味1時間30分弱ですからやむを得ない部分はありますが・・・。

その中でも当日の説明や質疑応答を聞いていくつか質問の出ていた「メーター」のことについて、消費者側として気をつけたいところなどをお話したいと思います。

電気のときとガスのときでは違いのある点ですので。

 

電気小売自由化のときはスマートメーターの話があった

昨年(2016年)春の電力小売自由化の際には、「スマートメーター」への変更というお話がよく聞かれました。

「スマートメーター」は基本的な仕組みとして30分ごとの電気の使用量を計測し通信手段等を通じて自動的に管理サーバーへデータを送るものです。

住宅用エネルギー管理システム(HEMS)機器を備え付けたご家庭では、スマートメーターから逆に自宅にも送信されて、30分ごとの電気の使用状況を確認することも可能だったりします。

で、もしあるご家庭が電気の小売事業者を変えた場合、使用量のデータがこのスマートメーターから送配電を担当している会社に送られてきます。

その送配電を担当している会社から使用量データを小売事業者に送ってもらい、そこから各ご家庭に請求がくるというのが基本的な段取りです。

余談ですが、この流れについて東京電力管内ではシステムトラブルが起きてうまくいかなかったということは、すでに7月にその後の電力小売自由化という記事でここでもお話しました。

本題にもどりますが、このような事情から電気を変えるとメーターを変えるために新たに費用が発生するんじゃないか、という誤解があったんですね。

メーターは無償で交換されることが原則でして、このことは冒頭ご紹介した説明会の配布資料にも記載されています。

例えばよっぽどご家庭におけるメーターの設置場所を顧客都合でどうしても変えるというような事態でもない限りは費用は発生しないはずです。

にもかかわらず、悪い人が世の中にはいまして、交換詐欺みたいな怪しい人たちはやはりいたようですね。

くれぐれも気をつけていただきたいと思います。

 

都市ガスをスイッチングしても原則メーターは変わらない

そして、今回です。

今回のガスの自由化でも似たような詐欺話がおきそうな感じ、ありますよね。

「メーター交換しないと・・・」みたいな悪い人がやってくるとか、ありえそうです。

まずガスメーターには、スマートメーターみたいな通信回線を使って使用量を検針するメーターが導入される予定はないんですね。

今までどおり検針していた地域のガス会社さんの検針員さんがやってくることになります。

ちなみに今までのこういう検針を担当していたガス会社さんは全面自由化後には「一般ガス導管事業者」という名前になるそうです。

この「一般ガス導管事業者」が今までどおり都市ガスを使っているみなさんのご家庭までのガス管やメーター、ガス栓までのお仕事を担当し、ガス栓以降コンロ等の機器など家庭内のことは小売事業者さんのお仕事になります。

ちなみに今、「お仕事」といった部分については「保安」という表現が使われています。

「保安」という意味は返り点をつけて読めばわかるように「安全を保つ」という意味です。

引越し等の経験のある方はご存知かもしれませんが、ガスの開栓にはガス会社さんの方の立会いが必要だったりしますし、不具合等の対応も迅速にしていただかなければガスだけに大惨事につながることもありえるでしょう。

説明会でも出ていましたが、ガスについて検針員さんが検針するということについてはこの「保安」の側面もあるようなんですね。

で、検針に来る方が変わらないのだから、メーターを変える必要があるわけがないんです。

この辺、うっかりひっかからないようにしましょうね。

なお例えば今までオール電化だった方が都市ガスを使用する場合、ガスメーターがなかったのであれば当然設置することにはなるでしょうし、配管などもお願いしないといけないことはお分かりいただけるかと思います。

一応付け加えておくことにします。

 

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