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その後の電力小売自由化~その4~

このブログでは時折電力自由化の動きについてその後の話やガス小売自由化のお話しなども取り上げています。

ちなみにその後の電力自由化についてはその後の電力小売自由化~その2~~その3~で、ガスについてはガス小売自由化の動き始まるというようなお話しをしていますのでよければご一緒にお読みいただければ幸いです。

 

消費者は電力小売自由化ををどう思っているのか?

さて先日2016年10月7日に行われた第53回の電力・ガス取引監視等委員会の配布資料に、

「電力小売自由化に関する消費者アンケート調査の結果について」

という資料がありました。

(詳細に興味のある方は下記のリンクからどうぞ。

 電力・ガス取引監視等委員会(第53回)配布資料

その中のアンケート調査サマリーを見てみるといろいろと思うところがあります。

例えば内容までわかっているかどうかはさておいても、「電力小売自由化」というものそのものを知っているもしくは聞いたことがあるという人は実に調査対象の9割におよんでいます。

しかしこの調査では実際に電力の購入先を変えた方は7.2%、料金プランを変えた方は2.6%にすぎません。

また変更していない方のうち変更を検討している方も27.2%と決して高い水準とはいえない値です。

ではみなさんなぜに変更をしないのでしょうか?

その理由もこの調査ではお聞きしていました。

複数回答ですが、多かったのはやはりというべきか、「変更することのメリットがよくわからない」という方が44.0%、なんとなく変更してしまうことに不安があるから」を挙げた方が37.3%とこの二つが高い数字になっています。

正直「まあそうだろうなあ」という思いもあります。

実際その後の電力小売自由化~その3~でもちょこっとお話ししましたけど、私のような一人暮らしのものはほとんど変更のメリットがないわけですからね。

メリットがわからない方もいらしてごくごく当然のこととは思います。

またこの調査でのいわゆる「スイッチング」と呼ばれる購入先の変更をした方は先程触れたように全体の7.2%ですが、同じ10月7日に電力広域的運営推進機関が発表した9月30日時点のスイッチング開始の申請件数は約189万件でした。

以前7月にその後の電力小売自由化でお話ししましたが2015年度の「一般家庭等の通常の契約口数」なるものその数約6253万件を分母として計算してみると計算してみると約3%ということになります。

依然として自由化にもとづく切り替えは低い水準のままです。

ただし調査の後半に実際に切り替えをした人に、「変更手続きの容易性」や「変更手続き時の所要時間」も聞いていまして、「容易性」ついては「とても」と「やや」をあわせて「簡単だった」と答えた方が8割以上、「所要時間」については6割弱の方が30分未満と答えています。

満足度もお聞きしているようで、「変更に関する満足度は高い」とあるのですが、これは正直見方の難しいデータかなと感じます。

興味のある方はぜひ先程のリンクよりご覧いただければと思います。

満足度と言えば、実際にみなさんが一番に興味のあるポイントは安くなるかどうかですよね。

これはいろいろサイトで比較できるところもありますし、また当事務所にご相談いただければとも思いますが、思い返せば今年の春ごろには実際いろいろ検討された方もいらっしゃったはずです。

が、結果としてはっきりしたメリットがあるのかどうかというとアンケート同様今一つ・・・、みたいな方が多かったのかなとは思いますが、みなさんのお宅はどうでしょうか?

ちなみにまだ検討もしたことのない方は一度検討してみることもいいのかなとは思います。

ただその際には単に高い安いだけでなく約款や重要事項等をしっかり確認する必要はあります。

また東電の託送システムのトラブルで新電力の業務に支障が出たという話はすでにここでもしています。

更に来春のガスの小売り自由化を控える中で電力とセットで割引等を考えている方もいらっしゃると思います。

試算はいいと思いますが変更の決断は、私個人の意見ではありますが、あまり焦らずじっくりいろいろ調べてから決めることでも十分だと思っています。

 

 

 

 

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