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「特定疾病保障保険」の「特定疾病」とは?

「わかりやすく基本的な保険のはなし」というテーマも今日で10回目です。

初回では遺族保障と必要保障額のお話しについての入り口になるお話しをさせていただき、2回目では「必要保障額」のうち特に「支出見込額」についてお話させていただきました。

3回目では「必要保障額」のうち特に「収入見込額」の「柱」である遺族年金についてざっとお話しして、4回目では「収入見込額」の続きで遺族年金以外の「収入見込額」と「必要保障額」が適正かどうかについてお話ししました。

「必要保障額」が出てきたところで5回目から生命保険の基本的な種類のお話しとして「定期保険」と「終身保険」について、6回目では養老保険と保険の組立てについて、7回目では収入保障保険などその他のいろいろな保険のお話を少しずつさせていただきました。

8回目では最近流行の医療関係の保険についてお話しをする前に、そもそも医療保険が必要なのかどうか、ということについて高額療養費や医療費控除などのことを交えてお話ししました。

そして前回9回目では医療保険とがん保険について簡単にお話ししたところです。

今日は前回の続きでもう少し医療系の保険についてです。

何度もお話ししていますように今日のお話しもごくごく基本的な内容のお話しです。

気楽にお付き合いくださいね。

 

特定疾病保障保険

特定疾病保障保険はどちらかといえば単体の保険というよりも住宅ローンの団体信用生命保険に特約で付けるようなイメージのほうが強いかと思います。

「特定疾病」というのは俗に「三大疾病」と言われる「ガン」「急性心筋梗塞」「脳卒中」という三つの病気を指します。

この三大疾病にかかって所定の状態になれば、亡くなることがなくても保険金が給付されます。

いわゆる「生前給付」の商品です。

また死亡や高度障害状態になった時にも保険金が出てくるケースが多いです。

ところでこの商品の注意点は先ほど「三大疾病にかかって所定の状態になれば」とお話ししたように、三大疾病にかかってかつ支払われる条件が存在するという点にあります。

まず「ガン」ですが、前回~その9~のガン保険のくだりでもお話ししたように、例の「悪性新生物」と「上皮内新生物」の問題が出てきます。

一般的に特定疾病保障保険は「悪性新生物」の診断が確定した時に特定疾病保険金が給付されます。

つまり「上皮内新生物」のケースは対象外になるケースが多いのです。

また悪性黒色腫以外の皮膚がんや契約後90日以内の乳がんなども対象にならないことが基本です。

次に「急性心筋梗塞」です。

この場合だいたい次のような説明があるはずです。

急性心筋梗塞 

 契約後に急性心筋梗塞になり、医師の診断を受けた初診日から60日以上労働が制限される状態(注)が継続したと医師によって診断されたとき(狭心症などは含まれない)

(注)軽い家事等の軽労働や事務等の座業はできるが、それ以上の活動では制限を必要とする状態

(公益財団法人生命保険文化センター「医療保障ガイド」34ページより引用)

これは生命保険文化センターさんの「医療保障ガイド」からの引用ですが、どこの特定疾病保険の支払事由にも似たような記載になっていると思います。

つまりただ「急性心筋梗塞」になっただけでなく上記の要件に該当しないと保険金が支払われないということになります。

これは「脳卒中」も似たような支払要件があります。

先程の生命保険文化センターさんの「医療保障ガイド」からもう一度引用させていただきましょう。

脳卒中(くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞)

 契約後に脳卒中になり、医師の診療を受けた初診日から60日以上、言語障害、運動失調、まひなどの神経学的後遺症が継続したと医師によって診断されたとき

(公益財団法人生命保険文化センター「医療保障ガイド」34ページより引用)

とこちらもやはり60日以上という継続要件があります。

つまり急性心筋梗塞にしても脳卒中にしても、なったらすぐに保険金が支給されるのではないということに注意なのです。

これは先ほどの団信の特約として付けたケースでもほぼほぼ一緒だと思っていただいていいです。

つまりそんなに簡単には出ないという認識はもっていていただきたいところです。

また最近の団信特約は生活習慣病などを入れて「七大疾病」だの「八大疾病」だのという特約付きも見られますが、はたして本当にそこまで必要なのかはよくよく考えてくださいね。

むしろ健診をきちんと受けて健康管理した方が防げる病気が含まれたりすることもありますので。

とまあこの話だけで結構な量になりましたので、また続きにしましょう。

もうちょこっとだけこの保険のシリーズにお付き合いくださいね。

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