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「親の相続」に対する不安に備える

昨日、定期的に行っているココネリでの無料相談会のお知らせをアップしました。

今月2018年4月はちょっといつもと趣向を変えて

親に万一のことがあったら・・・ 子ども世代のための相続無料相談会

という相談会を行います。

(お問い合わせや詳細は上記のリンク先をご確認ください。)

というのも最近のご相談の際、関連事項として

「自分の親に万一のことが起きた場合の相続はどうなるのか?」

というご相談を受けることが度々ありました。

 

親の相続への不安

遺言や相続、終活のご相談は親世代にあたる方々のご相談です。

それに対して子世代にあたるみなさんはそもそも相続に関して

「心配はしているけれどよくわからない」

「親と親が亡くなった後のことは話しにくい」

といったような声がきかれるという指摘がありますが私もそのように感じています。

漠然としているので

「相続税はかかるのか?」

「なぜ相続争いが起こるのか?」

「トラブルになったらどうなるのか?」

などということが心配になってきているわけです。

 

ちなみに相続税を納めている方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?

国税庁のHPには昨年(平成29年)12月にプレスリリースされた「平成28年分の相続税の申告状況について」という資料があります。

これによれば平成28年中の被相続人の数が約131万人であるのに対し課税対象被相続人数は105,880人でおよそ8.1%になります。

ということは約92%を占める多くの方には相続税の対象にはなっていないことになります。

ちなみにご存知の方も多いと思いますが平成27年1月1日から相続税の基礎控除が減額されています。

この結果先程の資料の中にある「(付表1)被相続人数の推移」によれば、平成26年は被相続人数が127万人、課税対象被相続人数が約56,000人であるのに対し、平成29年は被相続人数が129万人、課税対象被相続人数が約103,000人と被相続人数があまり変わらないのに課税対象はほぼ倍になっています。

さきほど触れた基礎控除の減額の影響が大きく出ていると言えるでしょう。

と言っても相続に関しては税金の心配をするケースは少ないと思っていただいていいのではないでしょうか?

では税金がかからないから相続に関して心配をしなくていいかと言えばそういうわけではありません。

その場合でも残された相続財産をどのように分けるのか?といういわゆる「遺産分割」に関する問題は残ります。

 

相続に対する3つの視点

FPのテキストに記載されているようなお話しなのですが、相続についてどう備えるのか?という考えがよく「相続対策」とか言われます。

この「相続対策」は次の3つの視点から考えられるとされています。

  • 遺産分割対策
  • 納税資金対策
  • 相続税の節税対策

一つ目の「遺産分割対策」といわれるものはごく簡単に言ってしまえば「相続財産をどのように分けるか?」というお話しです。

ちなみに二つ目と三つめは相続税が課税される可能性のある方々がどう備えるかというお話しになるのですが、この一つ目に限っては相続の発生する方すべてに必要な対策といえるでしょう。

言い方を変えればよく言われるような「相続争い」に対する対策とも言えます。

ここでもよくお話しする「遺言書」を活用することもそうですし、以前にも触れた「遺留分」を考慮した分割を考えることも重要です。

また相続財産が不動産のような共有することが一般的に好ましくないとされるものを相続人のうちの特定のものに相続させる場合、他の相続人への代償分割金を確保するための生命保険の活用を検討することなども「遺産分割対策」と言っていいでしょう。

 

二つ目、三つ目については税金にかかわることになります。

したがって税理士の方とご相談して進めることなども検討していただく必要が出てきます。

注意してほしいのは意外に二つ目の「納税資金対策」を忘れてしまうことがありえることです。

土地などの固定資産が相続財産の中に多く金融資産が少なくて、相続人側の手元にも金融資産が少ない場合は相続税を納めるための金銭を準備する対策が必要になってくるわけです。

 

また三つ目については最近よくアパート建設などを利用した相続税対策なども話題になっているためご存知の方も多いかもしれません。

ただこの二つ目と三つ目の兼ね合いを検討したうえで対策をとっていかないと、例えば時折問題として伝えられることもあるようにアパート経営がうまくいかずに節税対策を施したつもりが、資金繰りが苦しくなるような事態も起こり得ます。

本当にこういった節税対策が必要なのかどうかは専門家も踏まえて検討することをお勧めします。

子ども側も相続について知っておかないと不必要な相続対策に親側が巻き込まれてしまうこともあります。

しっかり知識をつけておくことが重要になってきます。

 

私のほうで個別の税務等に関する相談はお受けできませんが、私自身もすでに父が旅立っておりますので親の相続に対する向き合い方や今までの実務経験での知識などからいろいろなご相談をお受けさせていただければと考えています。

関心のある方は今回の相談会をご利用いただくか、お時間の合わない方は通常の相談をご利用いただきなどぜひ一度お問い合わせいただければ幸いです。

 

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