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自分のこととして考えさせられる「生涯未婚」と「成年後見」

ウェブサイト「毎日新聞医療プレミア」さんで2018年3月14日に公開された

「“生涯未婚者急増”でさらに重要「成年後見」」

という見出しの記事が先日2018年3月25日にYahoo!Japanニュースにアップされて話題になったようです。

この記事はもともと「毎日新聞医療プレミア」さんの「超高齢化時代を生きるヒント」という連載の8回目です。

みその生活支援クリニック院長の小野沢滋先生という方がお書きになっていらっしゃるようで実はこの連載の7回目は

「「成年後見」安易な利用で人権侵害のおそれも」

という見出しの記事でした。

小野沢先生はこの7回目の連載で成年後見制度の現状に厳しい指摘をされつつも、成年後見制度の必要性を8回目の連載でお話しされています。

その8回目の連載がYahoo!Japanニュースにアップされたというわけです。

興味のある方は「毎日新聞医療プレミア」さんでぜひ7回目の連載もあわせてお読みいただければと思います。

 

士業者として感じること

このブログでは時折未婚率の件や単身者のセカンドライフに関するお話しなどをしています。

生涯未婚率のニュースを見てのひとりごと

単身でいることを想定したセカンドライフを考えたい

また成年後見制度についての基本的なお話しを先日私のマイベストプロのコラムで何回かに分けてお話ししたところです。

そのうちの何回かを下記のリンク先にかかげましたのであわせてお読みいただければ幸いです。

成年後見制度の基本的な考え方

法定後見制度とはどんな制度か?

任意後見制度の基本をおさえる

何度もお話ししているように私もこの生涯未婚率の上昇に一役かってしまっているわけですが、確かに自分自身が将来的に後見の必要な事態になった時のことを想定しなければいけないな、と考えることはあります。

しかし一方で成年後見制度そのものに対しての問題点や不満なども今までの仕事の経験なども通じて感じていることもまた事実です。

「ノーマライゼーション」や「自己決定の尊重」と言われた当初の理念がありつつも、現実の世界では財産管理にウエイトを置き、家庭裁判所も後見制度支援信託を積極的に活用させる動きを見せていることはご存知の方も多いでしょう。

もちろんこれは今までの親族後見人や職業後見人による横領が多かったことに起因しているわけで、私も士業の片隅にいるものとして後見については心して考えていかなければいけないことは重々承知しています。

 

自分自身のこととして考えさせられること

ただ士業としての自分ではなく中年未婚者としての自分の立ち位置を考えたとき、将来的な後見ということは頭の片隅に意識しておく必要があります。

冒頭にご紹介した小野沢先生の記事では法人後見人を引き受けているNPOを紹介したり、信頼できる任意後見人を探しておいたりすることなどが書かれていました。

ただ私も含め未婚の独身者にとってこの「信頼できる」人を探すということは、実はなかなかハードルの高いことではないか、とも思います。

単に友人知人にお願いするというわけにはいきません。

自身のライフスタイルや財産などいろいろなことを頼む相手を見つけることになるわけですからこれはなかなか難しいことでしょう。

 

また練馬区にもありますが地域のNPOなどいわゆる市民後見人の方のお力を借りるという方法もあるでしょう。

ただ未婚者の場合必ずしもそういう団体の存在に詳しいわけでもないと思います。

したがって元気な内から地域にどのような支援団体があるかなどを調べておくことが大切になります。

つまり日ごろから地域などに万一の場合に備えた接点を育んでおくことを意識しておくわけです。

 

とはいえ仕事でもなければ接点などもてないという方もいらっしゃると思います。

特に私のように地方出身者で東京に住んでいる人間にとってはなかなか地域との接点を持っていくことも難しいでしょう。

またそもそも後見が必要になったらその時はその時、と考えている方もいらっしゃるでしょうね。

未婚者が増えれば後見が重要になるという考えはそのとおりかと思います。

ただ私の世代がそうなった時は仮に法人であっても実質的にもっと若い世代の方々にお願いすることになるでしょうし、その時には後見自体も結構な数にのぼるのではないか?とも思います。

難しい問題もあるとは思うのですが、これも私自身にとって他人ごとではない検討事項であろうと考えています。

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