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家計のキャッシュフロー表を作ることの意味

前回「個人バランスシート」のお話しをさせていただきました。

さて順番が後先になってしまった気がしますが、今日はキャッシュフロー表についてのお話しをさせていただきます。

このキャッシュフロー表を使っての家計分析というものがFPにとっての根幹をなすものと言ってもいいでしょう。

キャッシュフローマネジメントとも言われます。

まずはその例図からご覧いただくことにしましょう。

 

キャッシュフロー表の例を見てみる

上図がキャッシュフロー表の例になります。

(なお数字はダミーです。)

この例は当初15年後までのものになっていますが、実際にはもっと先、平均寿命ぐらいまではシミュレーションすることが通常です。

現在の時点における収入や支出の状況、さらに「ライフイベント」といわれる将来の予定や希望をお聞きした上で、その後の家計がどのように進んでいくのかをシミレーションしたものです。

「ライフイベント」は例えば

「2年後に住宅購入」とか

「長男が5年後に小学校入学」とか

「自動車の購入」など将来的な家族の予定や計画などを指していきます。

この「ライフイベント」にどのくらいの支出を伴うものなのか確認することはキャッシュフロー表を作成する上でとても大切なことです。

実際FPのテキストなどではキャッシュフロー表の前に「ライフイベント表を作成する」という説明がなされています。

このライフイベントを念頭に現在の家計の収支等や将来的なライフイベントの支出を見積もってキャッシュフロー表を作成していくことになります。

またその場合には将来的な物価の変動を考慮して変動率を加味していきます。

こうしてキャッシュフロー表を作成していくと長い人生の中のどの時期に金銭的に苦しくなるか、定年後のセカンドライフの資金に不足がないかなど家計の問題点が見えてきます。

参考までに上記のキャッシュフロー表のシミュレーションをもとに作成したものが、下図のグラフです。

どういったことが見えてくるでしょうか?

キャッシュフロー表から見えるもの

グラフ化したものから何が見えてくるでしょうか?

このケースではご主人が40歳代から50歳代前半にかけて黄色の線であらわした貯蓄残高がマイナスになりますが、青い線の収入が大きく増えています。

これは退職金が入った時のシミュレーションです。

その後年金をもらいながら貯蓄を取り崩していっても80歳の時点ではまだ貯蓄がいくらかプラスになっているという形です。

まだシミュレーション直後の35歳時点でピンクの線の支出が増えているのはここで住宅を購入しているためであり、また40代後半にはお子さんの教育費が増える時期にあたるために支出が増加している形になっています。

このキャッシュフローは基本的にはご主人さんが80歳の時点では家計の上ではやりくりができていることになります。

が、もしこれらのキャッシュフローのシミュレーションの結果として、貯蓄が回復しない、つまり将来的に家計が破たんするような事態が想定されるようであれば改善する方法を検討しなくてはなりません。

こういったことも前回お話しした「個人バランスシート」同様見える化と将来の様子をシミュレーションすることで、家計の問題点を見つけ出し、改善方法をさぐるために必要なのがこのキャッシュフロー表であり、キャッシュフローマネジメントになるわけです。

冒頭にもご案内しましたが、この「キャッシュフロー表」の作成による家計の分析はFP業務の柱です。

当然当事務所でもご相談をお受けしています。

初回の相談料は無料ですので、興味のある方はぜひ一度お問い合わせくださいね。

 

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