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「エンディング産業展」見学記

先日ニュースなどで某ロボットによる読経が行われている様子が放送されていました。

これは東京ビッグサイトで開かれていた「エンディング産業展」にて展示されていたものです。

今年(2017年)は8月23日〜25日までの3日間開かれていたのですが、私はその最終日に現地へ出かけて行きました。

「エンディング産業」というイメージには色々なご意見もあろうかと思いますが、場内はなかなかの活気でした。

冒頭でお話しした某ロボットによる「読経」ですが、時間になるとブースの前には結構な人だかりができていました。

スタッフの方にお聞きしましたが、お坊さまが監修には入っているそうですが賛否についてはやはり半々というところのようです。

「そこまでしてまで」というような意見もSNSでは散見されました。

実際に見たところの感想としては、う〜ん、なんともまあ微妙な感じ、というのが私個人は正直な気持ちです。

いいとか悪いとかいうのではなく、何ともはや・・・、という感じですね。

ただ人が集まっているというのは興味を惹きつけるものであることは事実なのでしょうね。

 

さてそんなロボットが登場する中でこの産業展では実際にお坊さま方もブースを出していました。

仏教やお寺についてのアンケートを取りながら来場者とお話をしていた宗派さんのブースや、宗派を超えた若い世代のお坊さま方のサイト紹介を兼ねた終活相談などもされていました。

お話をしてきて気づいたのですが、やはりいずれのブースでもお寺さんそのものが現在の状況に危機感を持っていらっしゃることは確かなようです。

私は以前お話ししたように座禅を組みに行ったり見学に出かけたりしますが、そういうことに抵抗のない人もいるとは思います。

が、今年(2017年)の7月16日付日本経済新聞電子版には

「減る檀家、経営を直撃 少子高齢化やお墓移転」

「ITも運用も、お寺進化中 脱・お布施依存へ」

と言った記事もあるように、法事だけではお寺さんも経営は厳しい部分も大きいのでしょう。

私自身お寺さんに比較的親近感を持っているとはいえ檀家さんになって寺院墓地にお世話になることは、以前に一人暮らしの自分の最期を考えてみるという記事でも触れたように独身中年の身としていささか敷居の高さを感じる部分もあります。

やはりお寺さんやご住職様方が、これからは色々な機会で情報発信をされたり、もともとの重要な部分の法話等の充実、開かれた地域への貢献など、期待したい部分でもあります。

 

会場に入った際には某自動車会社の霊柩車も展示されていました。

棺の案内もされていましたし、終活などのサポートをする団体さんなどもあって色々とお話をお伺いする機会があり、勉強になる部分もありました。

遺品整理会社さんのブースも何箇所かお伺いしました。

そういえばちょこっとでしたが一部ネット記事で話題に出ていた遺品整理会社さんの作成した孤独死部屋のミニチュア模型なども拝見しました。

やはりどこでお聞きしてもお仕事は増えているようです。

また散骨の案内や手元供養のアクセサリーの展示など最近話題になっている取組みのブースもありお伺いしてきました。

アクセサリーはなかなか高価ではありますが、素敵な物に仕上がることは確かな感じですね。

 

色々なテレビ番組などでこのイベントが紹介されていたため、それらをご覧になった皆さんにはその雰囲気が少しでも伝わったかもしれません。

時間の関係もありとても全部は回りきれませんでしたし、中にはお邪魔するのが畑違いな感じの会社さんもありました。

が、全体を通して言えるのはまあとにかく賑やかなイベントではありました。

私は行けませんでしたが各種のセミナーやコンテストなども行われていたようです。

産業展ですからそこにはハイテクを利用した新たな葬儀や供養の形と旧来の担い手が時代に合わせて変化を模索していく様子を拝見することができました。

一方で直葬や火葬のみの手続き、供養の難しいご遺骨の存在などが増えている時代になりつつあることも確かです。

そういった点のサポートは産業としてではない部分のサポートも必要になります。

色々と参考になるイベントではありましたが、同時に葬儀や供養の形も二極化していくのだろうか?とちょっと考えさせられる部分もあった、そんな経験でした。

 

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