ブログ

単身者に必要な社会とのつながりと住まいの確保

社会とのつながりを保てるか

前回「独身」と「離婚後」のライフプランの重要性というエントリーで、先日勉強会でお話しした内容について少しふれました。

そんなタイミングで、と言ってはなんですが、昨日2017年8月20日のNHK「おはよう日本」で、いわゆる「現役世代の孤立死」についての特集が放送されていました。

日曜日とはいえ朝方で、全部をちゃんとみることはできなかったのですが、この件も最近時折話題になるようになってきました。

このブログでもすでに「40歳独身の危機」という記事を考えるという記事や独身者の将来設計・ライフプランの検討 その3という記事で触れている話題です。

私も一人暮らしが長い人間です。

そしてこのままであればいずれ「亡くなるときには一人で」ということにはなるでしょう。

それはそれで仕方ないのかな、と思う部分もあります。

実家の母も今は一人暮らしですが、「死ぬときは一人なんだから」と言うときもあります。

実際私にしろ母にしろ自宅で突然病で・・・、ということもありえるわけですからね。

ただ、昨日朝の特集で「孤立死」という言葉が出てくるところにはそのこと、つまり亡くなるときのこととはちょっと違うニュアンスがあるように感じます。

ここでいう、そして最近の「孤立死」とか「孤独死」と言われることについての意味合いは、亡くなるまでの社会とのかかわりがどうだったのか?という点において「孤立」「孤独」であったのかどうか、という話でしょう。

世の中とのつながりがあったかどうかというお話しかと思います。

この「社会とのつながり」を持つことは、一度切れてしまうとなかなか修復することが難しいという点も耳にします。

なんらかの事情で勤め先をやめることになり、地方から都心部へ出てきていて地域との付き合いもなく、友人知人も年齢とともに環境が変化していく中で疎遠になる、というようなことは私自身も感じる部分があります。

そんな状況で体調をも崩していればますます取り巻く環境は厳しくなってきます。

とはいえよく「人との付き合いを」とは言われるものの、自分の状況に自信が持てないとその「人との付き合い」そのものに足が向かなくなるということもあるでしょう。

また地域にどんな支援機関があるかも知らず、あっても頼りたくない、というようなこともあるかもしれません。

さらに行政等で単身高齢者向けの支援機関等はあっても、いわゆる「現役世代」と呼ばれる人たちが孤立しかかっている時に支援をしてもらえるような仕組みはやはり手薄なように思えます。

あらためてなんらかの形で働くことができないと、世の中とつながり保つことは難しいのかな、と感じます。

 

単身で高齢になった際の住まいの確保

もう一つ番組では賃貸向け孤立死保険も紹介されたようです。

「孤立死」の場合、賃貸住宅のオーナーさんも原状回復等の措置が大変なわけで、そこをカバーする保険がでてくるのも時代の要請かな、という気がします。

少し話がずれますが、単身のまま年齢を重ねた場合、やはり住まいをどのように確保するかは重要な問題になってきます。

先日の勉強会でも少しお話しして、話題にもなったのですが、単身高齢者が賃貸住宅を借りる、ということは以前より多少はよくなったのかと思いきや、依然として厳しい状況が続いているようです。

5月にNHKの首都圏ネットワークでこの件が取り上げられていました。

その際の話ですが、日本賃貸住宅管理協会の調査では高齢者の入居に拒否感があると回答した賃貸住宅の大家さんが、約60%にのぼっていたようです。

これも「孤独死」「孤立死」などによる原状回復等の問題があることがその理由の一つでしょう。

空き家が増えているとはいっても実際に入居するためには、やはりいろいろな条件が必要なことは変わらないことになります。

持ち家や相続できる家があったり、施設等に入居できるような資産があれば別ですが、そうでなければ現役時代を孤立せずに乗り切ったとしても、高齢になった際に住まいを確保できるのかは重要な問題になります。

つまり将来の住まいを確保できるかという問題は現役世代の働けているときに考えておくべき問題ともいえます。

もちろん世の中が今後どのように変わるかはわかりません。

ただ現状からもし大きく変わらないとすれば、やはり早い段階から住まいをどうするのかしっかり考えておかなければならないことになってくるのです。

 

 

関連記事

ページ上部へ戻る