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離婚後のライフプランを考える際に知っておきたいこと その4

「離婚後のライフプランを考える際に知っておきたいこと」というテーマでお話しを続けています。

初回は離婚後のライフプランを考えることの重要性と財産分与って何だ?という話題を取り上げました。

その2では「離婚に関連して登場するお金にまつわる言葉」のうち慰謝料と養育費について、その3では婚姻費用、年金分割そして児童扶養手当について触れました。

なおライフプランのご相談については当事務所でもお受けしています

離婚後のライフプランについて心配等ある方はお気軽にご相談ください。

さて今日は「離婚後のライフプランに関するチェックポイント」についてお話しします。

 

離婚後の生活設計に対する不安にはどんなことがあるのか?

離婚を検討している場合、離婚後の生活設計に対する不安は否めないところかと思います。

離婚や別居などについて緊急性を伴うものではない限り、離婚後の生活をどのようにしていくのか不安を少しでも小さくするためにもそのポイントをおさえた上で離婚を検討することが重要になります。

検討すべき点は考えれば考えるほど出てきますが、チェックポイントとしていくつか挙げてみましょう。

  • 離婚後の生活費は捻出できるのか?
  • 離婚後の住まいは確保できているのか?
  • 持家で住宅ローンがある場合はどうするのか?
  • 金融資産などはどのように分配するのか?
  • 保険の名義は書き換える必要がないか?
  • 子どもを引き取る場合、相手方の養育費はあてにできるのか?
  • 健康保険等の加入はどうなるのか?
  • 年金分割は考えているのか?
  • 自分の生活を支援してくれる親族友人知人などネットワークはあるか?

ということで、男性と女性、就業形態などによっても視点が変わるかもしれませんが、以上最低限これだけはおさえておきたい、という点です。

では一点ずつ見ていくことにしましょう。

 

生活費確保と就労

一つ目は当然と言えば当然ですが、生活費の問題です。

この問題としてよく知られているところは、母子家庭の所得が低い水準にあるという点です。

厚生労働省が2015年(平成27年)4月20日に発表した「ひとり親家庭等の現状について」という資料があります。

この調査は離婚だけでなく死別のケースも対象にしていますが、調査対象のひとり親家庭のうち離婚を原因とした母子世帯が約81%、父子世帯が約74%を占めています。

で、この資料によれば母子世帯の就業率が80.6%。

また就業している方の57.0%が非正規のお仕事でこの場合の平均年間勤労収入が125万円とあります。

同一の資料にある正規の方の平均年間勤労収入でも270万円となります。

ちなみに父子家庭でも就業している方の12.9%は非正規のお仕事であり、その平均年間勤労収入は175万円です。

こういった数字から見てもやはりひとり親世帯になった場合、収入が確保できるのかどうかというはおおげさではなく「死活問題」となってきます。

可能な方は離婚前の時点で、離婚後の自身の働き方や得られる収入等についてご自身でシミュレーションするなどしてほしいところです。

とはいえ子どもが小さいと、フルタイムで働きに出ることが難しいとか、仕事をやめてずいぶん経つのでブランクが心配、など他にもいろいろな問題点にもぶつかります。

なかなか難しい問題ではありますが、特に求職について悩むところのある方はまずは公的機関等を訪れてみることも大切です。

いわゆるマザーズハローワークや母子家庭等就業・自立支援センターのような機関があります。

下記が厚生労働省のリンク先です。

厚生労働省ウェブサイト内 マザーズハローワーク・マザーズコーナー

厚生労働省ウェブサイト内 母子家庭等就業・自立支援センター

地元の機関を探してみていたただければと思います。

セミナーや講習などいろいろな試みも行われているようです。

なおいずれも「マザーズ」や「母子」となっていますが、父子の方でも利用は可能です。

また親族、ご両親などの子育てに対する支援や手助けを受けることのできる方は、職業訓練や資格取得などしてフルタイムで働くことをぜひ考えていただきたいところです。

収入を増やすことのできる可能性があるのであれば、ぜひ積極的にトライしましょう。

ここまで比較的に女性の話のように感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、現状正規雇用の男性の方でも中年期に入ればリストラや会社の倒産、廃業といった事態に巻き込まれることも十分に考えられます。

正規雇用だから安定だとは思わず、万一のことを考えてキャリアをしっかり構築することはもはや必須のことといってもいいでしょう。

いつどうなるのかわからない、ということは肝に銘じておきたいところです。

さて次は住まいの話になりますが、これも長くなりますので、今日はここまでにしてまた次回にあらためることにします。

 

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