ブログ

生前整理と老前整理

さて前回まで独身者の方向けのライフプランのお話しをしていたところ、おととい2017年6月17日の日本経済新聞夕刊のトップに

「おひとり様 「終活」で安心 生前整理・孤独死保険… 元気なうちから、50~60代も」

という見出しの記事がありました。

これからは独身者の方であっても配偶者の方に先立たれた方であっても一人で暮らしていれば「ひとり終活」を考えることが出てくるでしょう。

前回のお話しの中で死後のことをどのように考えておくかの重要性についてお話ししました。

その中では触れなかったことで、いわゆる「生前整理」といわれるものについて、今日はお話しします。

 

終活の大事な要素、生前整理

冒頭にご紹介した日経新聞の記事には、高齢の方が自分が動けるうちに荷物を片付ける様子が書かれていました。

記事にも整理業者の方へ「「放置したまま死ぬと家族に迷惑がかかる」という動機の依頼者も少なくないという。」(2017年6月17日の日本経済新聞夕刊記事より引用)という風に書かれていましたが、こういった高齢の方は増えてきているように感じます。

身近でも私の母などが折々「片付けなきゃいけないと思うんだよね」と言うことがあり、そういう意識を特に一人で暮らしている高齢者の方は感じる部分があるようです。

「別にこちらでやってあげてもいいのだけど」と思う部分も子供としてはあるのですが、とはいえ片付けは確かになかなか大変で、一大決心になることは間違いないでしょう。

気持ちの問題としては、やはり「思い出の品」を処分する、ということに抵抗感もあるでしょう。

また費用的な部分でいくらかかるのかという心配もあるかもしれません。

前者については心のことなので親子なり親類縁者なり時間をかけてしっかり話し合いながら決めればいいのではないかと思います。

後者についてはごく自然なことですが、心配であれば何社かから見積もりをとって決めればいいのではないでしょうか?

いずれしても荷物が多いということは、高齢で体が動きにくくなれば片付けがうまくいかずかえって負担になる部分もでてきます。

これもよく言われているところですが、親が一人暮らしの子供が実家に帰った際にちゃんと片付いているのかどうかは一人暮らし親の認知症等健康に関する不安の早期発見につながる部分でもあります。

ふたたび私の話で恐縮ですが、実家の母は見事なもので、正直私の家よりよほどにきれいに片付いています。

それでもどこかのタイミングで片付けなければいけないときはやってくるということは頭の中にはあるようです。

そして私も万一このまま一人で旅立つことになれば周りの荷物をどのように処分してもらうかを考えておく必要があるわけです。

生前整理は自分の死後のことをやってくださる人に対する負担を軽減します。

思いやりの心をもって考えることのできる、これも終活の大事な要素の一つです。

 

セカンドライフのスタートに老前整理

最近は「生前」ならぬ「老前」整理という50~60代で整理を始める、ということも徐々に出てきているようです。

高齢になると精神的にも肉体的にも負担がかかることがあるでしょう。

また現役、もしくはリタイアして間もないある程度金銭的な余裕のある時期に、周辺のものを少し減らしてセカンドライフを迎えるイメージでしょうか?

ちょっと前によく聞いたいわゆる「断捨離」に通じるところがあるのかもしれませんね。

また「老前整理」は高齢になる前に始めることができることから、ある程度時間をかけながらじっくり片付けることができるということも考えられます。

一気にやらなくてもいいということがメリットと思える方にはこの「老前整理」もいいかもしれませんね。

自分のセカンドライフに必要なものと不要なものを選別していく作業は、ある意味第二の人生のスタートにふさわしい作業かもしれません。

選別しても一気に処分するのではなく、あるいは少しづつ選別をしていったりしながら、徐々に身軽になっていくことで気持ちをすっきりさせることにつながるかもしれませんね。

 

 

 

ページ上部へ戻る