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独身者の老後と人とのかかわりを考える

先日から独身者のライフプラン検討時の課題についてお話しています。

初回では独身者のセカンドライフに向けての5つの課題について、その2では特に資力や経済力といった部分でのセカンドライフへ向けての資金準備のお話しをそれぞれしました。

前回のその3では住まいや生活面の注意点などについてお話ししました。

毎回申し上げますが、独身である私にとっても他人事ではありませんので引き続き検討していきたいと思います。

さて確認のため初回に触れた独身者のライフプラン検討時の課題としてあげたものを確認してみます。

  1. 資力及び経済力の問題
  2. 住まいの問題
  3. 健康他生活面の問題
  4. 支援者又はパートナー等の有無
  5. 死後の整理について

今回は4つ目の問題からです。

 

人とのかかわりを保てるように

独身者の方のライフプランのお話をしているのになんですが、「セカンドライフに向けてパートナーを見つける」ということも課題のひとつとしてあげてみました。

不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

ただ最近は50歳代や60歳代以降の方の婚活という話題が目に付くようになりました。

これには伴侶に先立たれた方や離婚などでその後長年1人で暮らしてきた方など様々な背景があると思います。

以前にもお話ししていますが、特に40歳代に入ってくると自分自身の仕事や将来のことについて不安を抱えるようになったり、逆にこのままでいいのか?と悩んだり迷ったりするようになる方がいらっしゃいます。

これは独身でも既婚でも関係ないようです。

そこで既婚の方であればご夫婦で相談したりすることがあります。

しかし独身の場合、家族の同意を得るかどうかという点はありますが、生計が同一でなければ特に誰かに相談したり意見を聞いたりということが難しくなります。

その結果、検討不足のまま転職や独立、起業という判断をする方もいらっしゃるようです。

上手くいけばいいのですが、必ずしも思った通りにいくものではありません、とこれはまるで自分のことのようですが(笑)

また一般的に男性のほうが女性よりもコミュニケーションを図ることを苦手にしているともいわれます。

そんな中孤独に陥ってしまう可能性も高く健康問題など様々なリスクがあることは独身者の将来設計・ライフプランの検討も触れたところです。

また今年2017年の3月に東京都青少年・治安対策本部の「万引きに関する有識者研究会」がまとめた「高齢者による万引きに関する報告書」の概要によれば、「高齢被疑者は、配偶者無し(未婚、離婚、死別等)が約6割、独居が5割弱で、家族との連絡頻度、家族等による経済的、情緒的サポート等が弱い。」とされていました。

絶対数が多いわけではないのでこれだけで判断することも難しいとは思いますが、それでもなんらかの人とのつながりが必要であることは、セカンドライフをよりよく生きるためには重要なことでしょう。

仕事以外の、また親兄弟姉妹以外の人的なネットワークを早めに構築していくこと、信頼できるパートナーを見つけることは忙しい現役時代であっても心得ておくことが大切です。

 

コストはかかるが・・・

とはいえ、なかなかにこれらのパートナーやネットワークを作るということも意外に難しいかもしれません。

私も決して得意な方ではないですし・・・。

独身で高齢になってきた場合、いわゆる「見守りサービス」の利用を検討される方もおられるでしょう。

またコストはかかりますが、身元保証人を引き受けてくれたり生活の支援などをしてくれるような団体なども存在します。

私も業務としていますが、士業の方でもこれらの業務を「生前契約」とか「事務委任契約」等といわれる契約を結んで単身高齢者の方の生活を手助けする業務を行っている方もいらっしゃいます。

判断能力が落ちてしまった場合に備えての「任意後見契約」とセットで契約して公正証書にするパターンが多いです。

ただ注意したい点もあります。

こういった制度を利用する上では「預託金」として金銭を預ける内容になっているものもあります。

この場合、「預託金」を預けた業者の運営等は大丈夫なのか?という問題点がついてまわります。

実際昨年2016年にはこれらの運営をしていた公益財団法人が「預託金」の不正流用で破たんした事例がありました。

これはNHKの「クローズアップ現代+」でもとりあげられたのでご存知の方も多いかと思います。

利用者の目からみてどの業者等に頼むか?という点は正直見極めが難しいでしょう。

そうするとこういったサービスを利用する場合はなるべく最小限度に限るようにする、というような自衛手段も必要かもしれません。

いずれにしても中年期ではわからないであろうもろもろの不安・心配等が高齢期には襲ってくることが単身者には考えられます。

こういったことに対する備えをどのようにするか、しっかり考えておくことが重要です。

自分の判断能力に衰えが生じた場合の財産管理をどうするのか?

そして次回にもつながりますが、自分の死後のことをどのようにしてほしいのか?

独身者にとってはここも大切なポイントになってきます。

 

 

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