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終活トラブルに関するテレビを見て

今日は手短に。

昨日(2017年5月10日)の夜、NHKのクローズアップ現代プラスを見ておりました。

テーマは「相次ぐ“墓トラブル” 死の準備の落とし穴」でした。

終活をしていた方が認知症等になって結局どこにお墓を購入したのかがわからなくなるなど終活が無駄になることや、終活業者やお墓の販売業者が破たんするケース、悪質なNPO業者による使い込みが発覚するなどの注意点があげられていました。

まあ確かにそうなんですよねえ・・・。

「終活」はいまや大きなビジネスになってしまっています。

かくいう私も遺言書関係等の業務をしているわけですから、このビジネスの一端をになってしまっているという現実があります。

個人的には「終活」という言葉はビジネスのイメージが強すぎてあまり好きではない部分もあるのですが、それでもいまや一定の認知度があることもまた事実です。

ということでここでも時折「終活」という言葉を使わせていただくことがあります。

それだけにトラブルが多いというのはとても残念なことです。

 

やはり親子で終活を考える

番組でこの分野の専門家である第一生命経済研究所の小谷みどりさんが「周りの人に知らせておく」ことと「あせる必要がない」ことをアドバイスされていました。

確かにその通りだと思います。

ただ「あせる必要はない」けれど判断能力が落ちてきてからでは適切な終活ができない可能性もあるわけです。

そういう意味も含めてやはりお子さんのいる方は親子で終活をしてみることを私はすすめています。

このブログでは以前に次のようなお話しをさせていただきました。

子がサポートする親の終活

親子で墓のことを考える

親子でエンディングノートを書いてもいいのではないか?

いずれも私の親父が亡くなって以降のことをベースにして母と私との話などを交えつつお話ししております。

あせる必要はないけれど、うちの親父はまもなく64歳というところで亡くなりました。

準備も何も親父自身がこんなに早く旅立つとは思っていなかったはず、ということも以前お話ししていますが、こればかりは誰にもわからない話です。

私は終活そのもは早めに手を付けてもいいのではないかと思います。

元気な時から親子で時間をかけつつ進めてもいいのではないと思うわけです。

またお子さんのいらっしゃらない方はどなたかのサポートがあったほうがいいですよね。

その方を時間をかけて探す意味でも早めに動くこと自体は有意義なことだと思います。

 

お金を払ってもお墓がたたない?

ただその中で一番お金がかかるゆえにひとたびトラブルになったら困るのがお墓の問題でしょう。

お墓と破たんにの件については

終活とお墓のはなし~その10~

で以前に北陸地方で機械式の納骨堂を運営していたお寺の破たん事例についてちょっと触れたことがありました。

市場が大きくなって価格競争の原理がはたらいて消費者にとってはよくなる点もあると思います。

ただ一方で業者にも様々な業者があるでしょうし、その内情まではたしてユーザー側でどの程度理解できるのかは難しいこともあるでしょう。

番組内では、墓が完成する前に全額資金を支払わせるような形をとって倒産した会社が取り上げられていました。

実はこれってずいぶん前に地方のある住宅販売会社が倒産する前にやっていた手口に似ているな、と感じました。

その住宅会社は、資金繰りが苦しくなってきた会社が多少値引きしてでも代金の大部分を住宅引渡し前に支払ってもらうようお客さんに持っていくやり方をしていました。

こういう話というのはお墓の業界でも同じなわけですね。

なかなか消費者が見抜くことは難しいのですが、はやりお墓について表面的な部分だけでなく経営内容などについても可能な範囲で運営側にお聞きする必要があります。

先程のリンク先でも少し難しいのですがいくつか注意点をお話ししていますのでよろしければそちらもお読みいただければ幸いです。

また倒産以外のトラブルや相談事例については国民生活センターのウェブサイトに事例があります。

関心のある方はそちらにもぜひアクセスしてみてください。

それにしても・・・。

市場が大きくなるということはいい面もあれば悪い面もあって、悪質な業者や倒産するような業者も出てくるようです。

人生の最後の場所を選ぶところまで神経を使わなければいけないなんてさみしいことなど思います。

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