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死後離婚とお墓

このところ「家を買うときに考えるポイント」についてのお話しをしていましたが、その間に色々な話題やニュースが出ておりました。

ですので少しそういったお話しに触れていきたいと思います。

今日は手短にいわゆる「死後離婚」のお話しについてです。

 

増加傾向の死後離婚

日本経済新聞の2017年4月25日朝刊の記事です。

見出しは「「死後離婚」も増加 親族側は拒否できず」という記事でした。

「死後離婚」こと「姻族関係終了届」は増加しているというのが前半の記事です。

実際、記事にもある法務省の「戸籍統計」という統計資料を確認したところ、平成18年度から27年度の10年間では、平成23年度に1975件だったものが、平成24年度に2213件と2000件を突破して、25年度2167件、26年度2202件という数値で推移してきました。

それが27年度は2783件と500件以上の増加を見せています。

この10年間の資料で前年比500件以上増加した年はありませんでした。

すでにこのブログでも「死後離婚」と呼ばれる「姻族関係終了届」とは?というそのままのタイトルですが、すでに3月に取り上げさせていただきました。

もしこのことについて知りたい方はリンク先の記事をお読みいただければ幸いです。

で、このお話しをしたのがちょうど2か月ぐらい前ですが、実はこのブログの中でも比較的短期間での検索表示数やアクセスが多くなっています。

あくまで私個人の見解ではありますが、最近いろいろな媒体でこの「死後離婚」が取り上げられている様子から見ても、この傾向は増えていくのではないだろうか、と個人的には感じています。

この制度は以前のお話しでも触れましたが、手続きそのものが比較的簡素といえます。

したがって配偶者の親族、特に妻が夫の親族と縁を切りたい、と思う意向を組みとりやすい制度として利用されているのかもしれません。

妻にとって比較的デメリットになることが少ないという点もあるのでしょう。

日経の記事にもあるように、相続には影響しないですし(というか相続発生後の話ですから影響するわけはないんですけどね)、遺族年金の受給にも響きません。

ですからお子さんと夫の親族のことを考えなければ(この関係は「血族」ですから終了できません)思い切って選択する人がでてきても不思議はないでしょうね。

が、先程のリンク先でもお話ししましたように、このお子さんと夫側の親族との関係を考えれば丁寧な対応はやはり必要だろうな、とは思いますけどね。

 

女性独自のお墓選び

で先程の日経新聞の記事の横に同日載っていたのが「死後は女性だけの墓に 夫と不仲/子供に負担イヤ」という見出しの記事です。

これも60歳代以降の女性の方から、数年前よりよく聞くようになったお話しです。

私個人も何件かこういうお話しを耳にしております。

記事では「女性専用の共同墓」なるものも紹介されていました。

実際「亡くなってまで夫と同じ墓はイヤ」とか「亡くなってまで舅姑といっしょなんて」という昔からある家族観というか家制度的なものに対してはっきりとNOと言えるような時代にはなってきたのかもしれません。

確かに家制度に縛られることはないとは思いますが、そこまで言われてしますと男としては若干複雑な気分・・・、

って「お前は独身だろう」と友人知人から総突っ込みを喰らってしまうことはさておき(苦笑)

夫婦というのはホントに難しいものなのかなと思います。

最近は家族とのかかわり、家とのかかわりではなくお墓を選ぶ方もいらっしゃいます。

以前お伺いしたあるお寺でも、ちょうどグループでお墓の購入を検討している方々が見学にいらしているところに遭遇しました。

女性の方、特に年齢が上がってきますと我々男に比べると横のつながりやコミュニケーションが強いなと感じます。

また離婚や死別後にお子さんが巣立ってから再婚される女性の方もいらっしゃいますが、そういう方々もお墓をどうするのか選択するのに考えることもあるようです。

そんな関係もあってか女性のお仲間でお墓に入る、という想いを持つ方は今後も増えてくるかもしれません。

逆に、特に既婚男性のみなさまは奥様とお気持ちが離れていないかどうかより一層気にかけてみる必要がありそうですね。

まあ中年未婚の私が言うとお叱りを受けるかもしれませんが・・・。

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