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その後の電力小売自由化~その6~

今日は久しぶりに「その後の電力小売自由化」のお話しをします。

このテーマは時折お話ししておりまして、その後の電力小売自由化を一回目に、~その2~~その3~~その4~~その5~と5回ほどお話ししています。

よろしければ併せてお読みくださいませ。

で、今日はもろもろのいくつか報道について触れていきたいと思います。

 

安心とメリットと

2017年1月28日の日本経済新聞朝刊に二つの記事がありました。

一つは「新電力シェア、上位5社で7割」というもの。

もう一つは「370社参入、切り替えは4.1%どまり」というものです。

一つ目の記事は経済産業省の統計をもとに2016年4月から10月まで7か月間の低圧電力と呼ばれる家庭向けなどの新電力の需要シェアを日本経済新聞が推計したものです。

ちなみにこの元になっているデータは経済産業省資源エネルギー庁ウェブサイト内にある電力調査統計の中にある平成28年度統計表一覧にあります。

その電力需要実績というものが今回のもとになっているものです。

ちなみに一応下記にリンクをはりますが、エクセルでのデータダウンロードですので特に興味のある方がご覧いただければよいかなと思います。

経済産業省資源エネルギー庁ウェブサイト内電力調査統計平成28年度統計表一覧

この中に「電力需要実績」というものがあります。

データを見るとこれを推計としてまとめるのって日経の方々お仕事とはいえ大変だったろうなあ、とは思います、ハイ。

なにせ二つ目の記事の見出しにあるように370社をこえる数の新電力があるわけで、これ見るだけでもかなりものです。

さてそのまとめた日本経済新聞の推計によれば、新電力に切り替えられた方々のシェアの上位5社はやはり大きな会社であったり積極的に広報などを行っていた会社さんに集まっているようです。

記事によればこの5社は東京ガス、大阪ガス、JXエネルギー、KDDI、ジュピターテレコムという5社だそうです。

最初の3社はお分かりのようにガス会社や石油関係の会社ですね。

またご存知の方も多いと思いますが、ジュピターテレコムはKDDIの連結子会社ですからこの2社は一つのグループと考えてもいいかもしれません。

余談ですけど、私はauユーザーでJ:COMも利用していますが、去年の春前にはどちらからも「でんき」の広告案内をもらったもので、「どっちでも同じじゃないのかな?」とぼんやり考えたことがありました。

で、話がもどりますが、この5社以外にまだ約370社ぐらいの新電力参入会社があるわけですが、それらの会社で新電力の残り3割のシェアになるという感じですよね。

電気というのは生活になくてはならないものです。

それゆえに安定供給ということに我々消費者は敏感になるのかなと思いますし、そのあたりにもこういった比較的よく知られている会社に切り替えが集中している事情があるのかな?とも感じています。

よく知られているように契約した新電力にトラブルがあってもそれですぐに電力供給が止まるようなことはありません。

しかし私も行ってきた去年12月の「経済産業局における電力・ガス小売全面自由化説明会」でもそのような誤解が電力会社に変更しない理由として多いことが配布された資料に書かれています。

(なお配布資料は電力・ガス取引監視等委員会のウェブサイトにも掲載されていますので、興味のある方は同委員会ウェブサイト内経済産業局における電力・ガス小売全面自由化説明会【開催終了】をご覧ください。)

が、そういった誤解だけでなく大幅なコストダウンや目に見えるようなメリットがなければわざわざ手間をかけてまで変更する方は少ないのでしょうね。

 

伸びないスイッチング

新電力への切り替えは12月末時点で4.1%と依然伸びていない旨の記事が先程のもう一つの見出しの日経新聞の記事です。

正直なところ依然低水準としか言えないでしょうね。

たくさんの新電力が参入している中で、多くの方にとっては目に見えるメリットというのはやはり必要なのかなと感じています。

何より私自身このブログでも今年2017年春の都市ガス自由化がはじまってからでも遅くないことをお話ししてきています。

電気ガスそれぞれが自由化されてはじめてセット価格がどうなるのかというお話しがないと、比較のしようがないんですよね。

とすれば本当は両方同時にスタートしなければどうなるのかはわからなかったんじゃないかなと思います。

また今後は電気都市ガスセット割と電気通信セット割のどちらが家計にとって有意義なのかという比較も出てくると考えられますよね。

近々また都市ガス小売自由化のお話しをする予定ですが、都市ガス小売自由化の新規参入者は今のところ地域電力会社しかないというような状況です。

電気の時と違って通信会社は参入していないわけですから、電気、ガス、通信費すべてセットという組み合わせは考えにくいでしょう。

とすればこういったライフラインの料金全体でどういう組み合わせにすることが家計に少しでも余裕を作ることができるのか、いろいろシミュレーションしてみる必要はありそうです。

今朝の日本経済新聞朝刊によれば中部電力が家庭用ガス料金のプランを発表したようですが、関東圏でも都市ガス小売についてどういった料金プランが出てくるのか見守っていきたいと思います。

さてかたいお話しになりましたので最後にちょっとやわらかいお話しを(笑)

関西圏の方向けですが、関西電力子会社で通信関連会社の株式会社ケイ・オプティコムさんが同社の電力小売りサービスである「eo電気」のプランとして「阪神タイガース2017応援プラン」なるものを発表しました。

阪神タイガースの公式ファンクラブ会員の方が対象だそうですが、2017年のセントラルリーグペナントレースをタイガースが制した場合、2017年11月~2018年1月の3か月間、基本料金半額相当分が割引になるなどもろもろ特典があるようです。

今日はず~っと安定供給などの話をしてきて何ですが、まあファンの方にはこういうところでスイッチングを考えるというのもありなのかもしれませんね(笑)

気が付けば明日は2月1日、球春到来、プロ野球のキャンプインです。

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