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子側の目線で終活関連の話題について触れてみる~その1~

ここ1週間から10日くらいのあいだに「終活」関連に関連する報道やら記事やらがたくさん目に付きました。

なぜにこれほど集中したのかたまたまの偶然なのかはさておき、あれこれご紹介的な話にはなってしまいますが、今日と次回はそれらに触れながらお話していきます。

特に「終活」をしようとしている人よりも残される子世代の方に気にかけてほしい面にウエイトをおいて触れていきたいと思っています。

もしよろしければ参考になさってくださいませ。

 

子はなぜ親に遺言書を書いてほしいのか?

プレジデントオンラインさんで2017年1月15日に「親に遺言書を書いてもらう秘策」という記事が配信されていました。

記事そのものはプレジデントの2016年8月29日号のもののようですね。

ちなみにプレジデントオンラインさん内のカスタム検索で「遺言」を検索するとこの記事以外にもコンスタントに「親に遺言を書いてもらう」関連の記事が出てきます。

興味のある方は当該記事も含めてプレジデントオンラインさんにて検索の上お読みいただければと思います。

最初に誤解の無いように言っておくと、遺言を書くことは遺言を書こうという当事者の意思によって書かれることに決まっています。

誰かの意思が介在してはいけないわけで、子世代が親世代に自分に有利なように書いてもらうことを強要してはいけません。

当然のことですが詐欺や強迫によって親世代に遺言を書かせた子世代=相続人は民法の第891条の規定によって相続人の欠格事由に該当することになります。

ただそういう原則を知っておいていただきつつも、実は先ほどの記事のように「親に遺言書を書いてほしい」と希望する方はけっこういらっしゃいます。

だからこそ「親に遺言を書いてもらう」関連の記事というのはコンスタントに書かれるのだと思います。

私自身も以前にそういうお話を聞いている経験がありますしね。

これはやはり子世代があとあとの相続に関するトラブルを未然に防ぎたいという希望もありますが、中には子世代が自分たちの生活を守るために親に遺言書を書いてほしいケースなんていうケースもあるでしょう。

また冒頭のプレジデントオンラインさんの記事では手続きの煩雑さを考えた子世代が、親世代に書いてほしいという内容の記事になっています。

遺言書というものは「気持ちを伝えるもの」のようなイメージが最近多いです。

実際にその意味合いが強いことも否定はしません。

ただ遺言書があれば「手続き的な面」で相続人の負担を軽減させるという大きなメリットも存在しています。

とすれば、機会を設けて親子で話し合いをして親に遺言書を作ってもらうということの重要性を理解してもらう、ということは子世代からすればとても大切です。

私には「秘策」は思いつきませんが、やはり丁寧に話し合いを重ねるしかないのかなと思います。

年末年始や春や秋のお彼岸、夏のお盆時期など区切りの際にそういう場を作ってみるという、実はシンプルなことがいいのではないかと感じています。

 

お墓を守るのか?継がないのか?

とはいえそんなお墓参りの時期といっても、関心をもてない方も最近は増えているというお話があります。

先ほどのプレジデントオンラインさんの記事配信の翌日2017年1月16日に今度はYahoo!ニュースさんで「「荒れ墓」「無縁墓」・・・墓を継ぐ人がいなくなる」という特集記事が配信されました。

お墓をめぐるさまざまな動きを現場取材を交えながら書かれていて、個人的はいい記事だと感じました。

墓じまい作業や荒れたお墓、墓守の代行などが特に取り上げられていました。

こちらも興味のある方はぜひお読みいただければと思います。

このブログでも何度もお墓の話はしていますが、特にここしばらくはお墓についての「墓じまい」や「改葬」についての話題は本当に増えていますよね。

この記事に最後のほうには、墓に関心のない人やいわゆる墓守が不足する懸念が書かれていて、その裏づけというべきか次のような記載があります。

墓を継ぐ者が途絶えそうになったら、普通は墓を親類と一緒にしたり、墓じまいをしたりする。厚生労働省の調査によると、それらを含む「改葬」件数は2010年度に7万2180件だった。それが2015年度は9万1567件。5年間で約2万件も増えた計算だ。

2017年1月16日11:02 Yahoo!ニュース配信「「荒れ墓」「無縁墓」・・・墓を継ぐ人がいなくなる」より引用

ちょっとだけ補足をするとこの「厚生労働省の調査」というのは「衛生行政報告例」というもので毎年発表されているものです。

この統計によれば「改葬」件数は平成22年度(2010年度)以降増えてきて24年度に8万件弱。翌25年度には約8万8千件、26年度には約8万3千件に一度減少したものの27年度(2015年度)は記事の数字になっています。

ただ以前平成17年度にもこの統計では9万件を大きくこえる改葬件数を記録していたことがあって、この理由が私にもよくわからないのですがまあ一応参考までに付け加えておきます。

実家を遠く離れて例えば東京などの都市部で暮らすようになってきた子世代にとって確かに「お墓を守る」ということは負担になる面もあるでしょう。

また親世代としても子世代に負担をかけたくない想いはあっていわゆる「墓じまい」の方向に動きたくなる気持ちも理解できます。

一方で親世代の心の中にどうしても「これで墓を終わりにしていいのかな?」という想いも同居しているわけですよね。

この辺り記事にも書かれていますが、親世代の方は思い切らないといけない必要が出てきます。

とすればその心中を察するに子世代は感謝こそすれ「早くなんとかしてくれ」なんていうことは言わないようにしたいところですよね。

また親世代の方も子世代が何か考えがあるかもしれないわけで勝手に改葬したり墓じまいをすると後で親子喧嘩なんてこともありえるところです。

前半の遺言書の件と同じなのですが、しっかりと話し合う機会をもって、意見が相違するのであればすりあわせていけるのかどうかまで丁寧に話し合ってほしいところです。

墓は代々受け継がれていくものですが、それを守るのか辞めるのかを決める大事な判断になります。

各ご家庭ごとの事情はもちろんあるでしょうが、親か子かどちらかの一方的な主張にならないようによくよく考えていくことが重要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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