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長い目で考えるキャリアプラン

60歳、そして70歳をこえてなお

「ひふみん」の愛称で親しまれている将棋の加藤一二三九段の引退が規定上決まったというニュースが先日ありました。

ほんのわずかですが将棋をかじったことのある、しかも全然強くなれなかった下手な私ですが残念なニュースだなあと思っております。

77歳で、あの長いネクタイで対局にのぞむ現役の棋士である加藤九段の存在が、特にテレビのバラエティー番組などの登場もあってか多くの方に愛されていることに敬意を持たずにはいられません。

そういえば先日NHKの朝番組「おはよう日本」では75歳にしてなお現役のオートレーサーとしてバイクにまたがっている浜松の谷口武彦選手が取り上げられていました。

バイクに高齢者マークをつけているお茶目な一面もありますが、オートレーサーは命がけです。

昨年谷口選手も骨折されたそうですが、オートレーサーはレース中に亡くなる(殉職)方もいらっしゃる競技です。

以前私も先輩に川口のオートレース場に連れて行ってもらったことがありますが現場で見ると迫力を感じます。

成績では谷口選手を上回るレーサーはたくさんいますが、それでもそこで50年間現役を続けていることが素直にすごいなと感じるところです。

私の師匠もまもなく70半ばにかかろうかというところで多少規模を抑えながらも依然現役で仕事をしています。

時折顔を出させていただくのですが、不肖の弟子としてはまだまだ勉強させていただくことが多いです。

また去年の年末に宅配便の配送遅延の話題もありましたが、陸上運送をつかさどるドライバーさんが不足しているといわれる中で、ドライバーの方の高齢化している現実もあるという点は考慮しておかなければいけない点かなとは思います。

高齢者の自動車事故が問題になっている中で心配な点もありますが、60歳、また65歳をこえてなおステアリングを握っているドライバーの方がいらっしゃるそうで、便利な宅配を利用してしまう身としては頭の下がる思いです。

先日、高齢者の定義を75歳以上に見直しべきという提言を日本老年学会さんなどが行ったと報じられましたが、こういう状況を見ているとその方向に進むのもごく当然かなという気がします。

今ご紹介してきたみなさんは基本的には同じお仕事を続けてこられた方が多いと思いますが、私たちの世代もどの仕事をしていくかは別として60歳なり65歳なりで定年後に働かなくてすむ状況にはならないだろうことは創造に難くないですよね。

 

40半ばでキャリアを見つめ直すこと

さて私も含め40歳代の人たちにとっては先のキャリアをどうするのか見つめていく必要があるかもしれません。

もし60歳で定年してもすぐに天下り先が用意されるようなお仕事であれば、そんなに心配したりキャリアプランを考えなくてもいいのでしょうが、多分そういう方は少数なのかなと思います。

また最近では大手の会社でもいろいろ出来事があってそのまま勤め続けることができるのか不安の残るところもあるでしょう。

先程ご紹介した人生の先輩方が職人然と一つの仕事を長く続けてこられたことのすばらしさに敬意を表しつつ、そのままその世界で仕事をし続けることも一つであるならば違うことにトライすることも一つでしょう。

雇用延長の動きや年金受給の心配など様々な社会条件を考えれば、60歳で働くことを辞めるという選択はこれからもっと難しい時代になると思います。

とすれば平均年齢でみればまだ20年以上生涯を続けていくであろう前提で考えていくわけで、まして先程申し上げたように高齢者の定義が見直されれば、75歳までは病気等がない限り十分現役でがんばることが必要になってくる可能性があるわけです。

40歳も半ばになってくると一つの組織の中での自分のゴールが見えてくるという話を聞きますが、自分にもこれは理解できるところです。

実際リスタートするならば肉体的にも気力や知力の面でも、ここが新しい形への最後の時かもしれないと考えてみたりもしました。

私の場合も今年「生活密着型」の事務所を目指す掲げたように前職とは少し趣の違うことをしています。

既婚と未婚とを問わず、この年齢はキャリアについて迷う時かもしれませんし、また迷っていなくても思いがけずにキャリアの転換をせまられたりすることもありえます。

その時に「どうしよう・・・」と考えるのでもいいのですが、できれば40歳を迎える前に自分のキャリアを一度しっかり見つめて考えておく時間をとっておくことをおすすめします。

もちろんキャリアだけでなく私生活の部分を考慮していく年齢にはなるでしょうが、それでも一度自分のキャリアにどんなものがあってどんなものが今後ほしいのかあるいは足りないのかをしっかり考えていくといいでしょうね。

とはいえ前回お話ししたように、介護離職などで仕事環境から一度離れてしまうと再就職が難しくなったり、またスキルアップなどを果たしていくことに制約が出てくることもあるでしょう。

この辺りは前回と同じことになりますが、どうしても国の制度などで就業意思のある方の気持ちを汲んであげることのシステムがほしいところかなと思います。

にしてもどうやら長いキャリアプランが必要になっていく時代になりそうです。

一度しっかり自分が仕事のどう向き合っていくのか考える時間をとってみてもいいのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

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