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ガス小売自由化の動き始まる~その3~

さて昨年(2016年)末の話題も今日のお話しが最後になりましょうか。

今日のテーマは今年も折をみてお話ししていこうと思っている「電力ガス小売自由化」の話題です。

ちなみにここでお話ししている電力小売自由化については、「その後の電力小売自由化」というテーマで、~その1~~その2~~その3~~その4~~その5~と都合5回、またガスについては「ガス小売自由化の動き始まる」というテーマで~その2~までお話ししています。

 

100万件の目標

昨年12月26日、東京電力エナジーパートナーは今年(2017年)7月から都市ガスの販売をはじめることを発表しました。

ガスの小売自由化は本年の4月から予定されていますが、まずその時点では日本瓦斯株式会社との連携で家庭向けの都市ガスを東京電力エナジーパートナーから日本瓦斯株式会社へ卸供給をするところからスタートするようです。

そして東京電力エナジーパートナーのプレスリリースによれば、2017年度の販売目標は二社で50万軒、2019年度中に100万軒を販売できるように条件を作っていくとのことです。

ちなみに東京の都市ガス販売と言えば東京ガスですが、2013年(平成25年)の夏に東京ガス及び関連会社の契約件数は1100万件に達している旨のプレスリリースが出されていますので、東京電力エナジーパートナーは2年後にそのうちの1割弱を奪取していくという目標になりましょうかね。

ご存知の方も多いと思いますが、もともと東京電力は火力発電所用にたくさんの液化天然ガスを調達してきています。

東京電力エナジーパートナーのウェブサイトによれば年間約2500万トンの液化天然ガスを輸入していて、日本の企業でトップの輸入量だそうです。

このうちの一部を都市ガス用に転換していくというところですかね。

ちなみに東京ガスは電力小売自由化によって申し込みを受けた電力契約の件数が11月には53万件を超えているという話をその後の電力小売自由化~その5~ですでにお話ししていますが、2017年度末でこの件数100万件を目指すそうです。

これは先ほどの東京電力エナジーパートナーのガス参入発表の日と同じ日に出された東京ガスのプレスリリース資料に書かれています。

興味のある方は東京ガスのウェブサイト内のプレスリリースから確認いただければと思いますが、つまりは当面は100万件を巡っての攻防というところでしょうか。

 

価格はまだ

とはいえ今の時点(2017年1月13日)で具体的に私たち消費者に提供される価格などがどんな感じになるのかはまだ発表されていません。

この発表があった日のテレビ東京WBSでの記者会見の様子を見ていると、日本瓦斯側は今までよりも3~10%程度安く供給できるようにとは考えているようですけど、実際にはどのくらいの金額になるでしょうか。

消費者側とすれば実際にどのくらいの価格になるのかはっきりしないと動けないところでしょうね。

それにしても以前にもお話ししていますように、今回のガス小売自由化に参入していく会社は電気の時と違ってホントに少数になりそうな感じです。

平成28年12月28日現在の登録ガス小売事業者は全部で9事業者だそうですが、このうち一般家庭向けの販売を予定している事業者は4社だけです。

これは平成28年12月27日日本経済新聞朝刊「ガス自由化 静かな号砲 東電も参入発表」という見出しの記事にもありましたが、すべていわゆる「地域電力会社」です。

詳しくは下記に経済産業省資源エネルギー庁のウェブサイト内にある登録ガス小売事業者一覧を載せておきますので興味ある方はご覧になってください。

なお下記リンク先はPDF資料ですのでご注意ください。

経済産業省資源エネルギー庁ウェブサイト内平成28年12月28日現在「登録ガス小売事業者一覧

この資料の中に「一般家庭への販売」という項目がありまして、「予定あり」になっているのが先ほどの4社のみというわけです。

やはり電気の時と比べて少ない印象は否めませんよね。

ちなみに登録小売電気事業者は経済産業省資源エネルギー庁ウェブサイトによれば平成28年12月12日現在で372にものぼるそうです。

もちろん一般家庭への販売予定がない事業者や検討中の事業者もありますので単純に比較はできないと思いますが、それでも随分な違いですよね。

まあそれだけ参入していくのが難しいところかなとは思いますが、このあたりはエネルギー問題を専門にされている方々のお話しを勉強させていただくことにして、実際私たち消費者ベースで電力ガスのセット売りの損得を比較するにはもう少し時間がかかりそうです。

このあたり随時また価格のお話しが出てきたら検討してみようとは思っております。

ただ今の時点においては、電気の時にもありましたがくれぐれも怪しい勧誘等には引っかかることのないようにお願いしますね。

電気の時も詐欺とおぼしきものが多々あったというお話しがありましたが、急ぐ必要のないことですからくれぐれも気を付けましょう。

 

 

 

 

 

 

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