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冬場と火災と住まいの管理

先日の糸魚川市の火災は、焼けてしまった建物が約150棟に達し、NHK NEWS WEBによれば、総務省消防庁の統計で地震津波による火災を除くと過去20年で最も多い延焼火災になってしまったようです。

被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げるとともに、これから年末年始を迎えまた益々寒くなる中とても不安なことであろうとお察しします。

私もまさか火災で県知事から自衛隊に災害派遣要請が出されるとは思ってもいませんでした。

いかに大きな被害であったかと思います。

新潟県は糸魚川市に対して災害救助法の適用を申請し、また関東財務局ウェブサイトには関東財務局新潟財務事務所長と日本銀行新潟支店長の連名で金融機関等に対する金融上の要請が出されています。

特に預金の払い戻し等についての金融機関にきめ細かい対応を求める要請も行われていますので、この要請のリンク先を挙げておきます。

関東財務局ウェブサイト内「平成28年新潟県糸魚川市における大規模火災にかかる災害に対する金融上の措置について

また地元の大光銀行糸魚川支店さんは25日まで3日間窓口営業を行い相談を受け付けている旨ウェブサイトに記載があります。

なお糸魚川市ウェブサイトによれば、昨日12月23日時点では個人の方からの支援物資の受け付けは見合わせているそうですので、支援希望の方はくれぐれも気持ちのはやることのないようにお願いします。

 

強風が火災被害を拡大する

今回の火災のポイントはなんといっても風でした。

折からの強風によって火の粉が多数のところへ飛んでいく中、延焼していく様子に消火活動が追い付かず被害が拡大していったようです。

またこれもすでに伝えられていますがが、この地域は住宅の密集しているところが多く、火元の周辺で道の狭いところもあって消火活動に支障をきたした、というような報道もなされています。

ただこれはみなさんもご存知のようにこの地域に限った話ではありませんよね。

このブログで以前に防災と「どこに住むか」という考え方~その1~いうお話しをしています。

ここでは内閣府の首都直下地震の被害想定について触れさせていただきました。

その時と同じ内容になりますが、被害想定は冬場の夕方にかなりの風速(15メートル)で考えた場合、都心部の不燃化が進んでいる地域は火災の影響は少ないと内閣府は考えている一方で、郊外の山手通りや環状7号線沿いの木造住宅等の密集地域の被害が大きいと予測しています。

実際にこういう地域にお邪魔すると、閑静な住宅地だったり密集した商店街の活気があっていいいところもたくさんあるのですが、反面もし火災が出たりすると状況によっては避難が難しくなることも考えられます。

また幹線道路から遠いと消防車が入ってこれるのか?という不安ももちろん頭をよぎります。

そしてこのことは地震以外でも火災は起こり得ることを考えれば、同じようなケースはあってほしくないけど想定しておく必要はあるでしょう。

先程の被害想定の状況を見れば、今回の糸魚川市の火災と同様のことが都内や他の住宅が立ち並ぶ地域でも起こりうると認識しておかないといけませんよね。

 

冬の関東平野とからっ風

今回の火災は新潟県のお話しでした。

が、実はこのところ関東地方でも神奈川県の平塚で火災がおきて東海道新幹線が一時止まったり、さいたま市の大宮区でも飲食店で火災が起きるなどのニュースがありました。

そういえば私の実家は群馬県の平野部ですが、いわゆる「からっ風」とか「赤城おろし」といわれる乾燥した北風の強い地域でした。

昔は冬場に拍子木を鳴らして「火の用心」で回る方がいたような記憶があります。

最近は世の中が変わってなかなか拍子木の音も聞かないようになりましたが、それでも警戒は怠らないようにするのは当然のことかもしれません。

で、関東地方は強い乾燥した北風が吹くわけで、湿度も下がったりしますよね。

どなたもご存知のように乾燥するということは火災が発生しやすくなるわけです。

東京消防庁ウェブサイト内にある「平成27年中の住宅火災・放火火災の実態」によれば東京消防庁管内の平成27年の住宅火災件数は1675件、このうち52.1%にあたる873件がその年の1月から4月と12月の5か月間に発生しています。

資料を見れば火災件数そのものは減少傾向にあるようですが、それでもやはり冬から春先にかけての時期は注意が必要であることがわかります。

乾燥と風によって火災が起きやすくまた拡大する可能性もあるわけです。

ぜひご自宅の周りに火のつきやすいものがないかなど確認していただきたいと思いますし、火の取扱いには十分に注意が必要であることは言うまでもありません。

さらにぜひ気を付けていただきたいのは「空き家」を管理されている方です。

空き家には郵便受けにチラシ等がたくさん入ったまま放置されていたり、庭などの木々が手入れされずにそのままにされているなど、ひとたび火災が発生すれば飛び火などを受けやすい環境も見受けられます。

管理されている方は年末年始のお忙しい時期とは思いますが、ぜひ「空き家」の大掃除も含め、極力延焼を起こさないような管理をお願いしたいところです。

 

 

 

 

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