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起業セミナーに対する考え方

久しぶりに起業関係のお話しをしたいと思います。

というのも、先日「起業セミナー」と称して訪問販売の勧誘方法等を教えていた、とされるグループが特定商取引法違反の容疑で逮捕されたというニュースがありました。

詳しい内容等についてはここでは触れませんが、一部報道では受講料が50万円から120万円という大変高額なものであったということです。

でも「起業セミナー」ってそんなにお金を払うものなのでしょうか?

またネット検索では「起業セミナー」との組み合わせで出てくる第二検索ワードに「怪しい」という言葉があがってくることもあります。

実際どんなことを学ぶものなのでしょうか?

そして「起業セミナー」自体、参加する意味があるのでしょうか?

そこで今日はあらためて起業に必要なことを考えて、そのうえで「起業セミナー」について考えてみたいと思います。

 

起業するのに必要なもの4つ

起業しようと思う時に必要なものはだいたい次の4つに集約されると思います。

①アイデア・コンセプト

②販路、マーケティング

③資金繰り

④人的ネットワーク

①は言ってみれば「これがやりたいんだ!」と起業家の方が強く願うものでしょうね。

例えば「イタリア料理の飲食店をやりたい」っていうことが一つでしょう。

②は結構難しいところで、どこに自分の顧客がいてそこにどのようにその商品を買ってもらうかという話ですよね。

マーケティングもいろいろあって例えば顧客をより細かく具体的に想定する、なんていうのも一つの手法でしょうか?

「ペルソナを作る」なんて言い方もあるようですが、仮想顧客の形を作ってみたりすることですね。

③も起業したい人の頭を悩ませるところですか。

これに関しては助成金や補助金、自己資金から借り入れまで様々な資金調達の方法を検討することになります。

④はよく「周りの人を巻き込む」なんていいますが、自分の行動に協力してくださる方がいるか、家族の反応はどうかなんてことから起業家さんの仲間を作るなんていうこともあるでしょう。

こういった事柄をより細かく丁寧に学ぶ場所が本来の「起業セミナー」の在り方です。

実際に受講すればわかりますが、セミナーの内容としては「事業計画書」をきちんと仕上げ、プレゼンテーションしていくところに方向性が向かっていきます。

もちろん収支計画や値段の付け方など引っかかるところは出てきますが、それでもある程度の形はできてきます。

 

そんなにかかるはずがない

で、こういったことを学ぶことが本来の「起業セミナー」の姿ですが、これに果たして100万円を超えるような受講料が発生するでしょうか?

例えば今お話ししたような内容は最近は様々なところで書籍化されていますし、調べればネットでも書かれているでしょう。

また「一人よがりになるのを防ぎたい」「ネットワークを作りたい」と思えばセミナー等を活用すればいいとは思います。

が、よく見て選べばそれでも100万円もかかることはないはずです。

実際、最近は将来的な税収増を目指したいのか各自治体などが主催する起業セミナー、起業講座等が開催されています。

ちなみに2016年現在、練馬区でも春と秋の年2回、開催されています。

練馬のビジネスサポートセンターさんや中小企業診断士さんを中心に充実した内容の講義が開催されていますが、講義料は6日間で11,000円程度のはずです。

もちろん自治体等の講座にはレベルの高低もあるようで、ある郊外の先輩士業者の方が地元の自治体主催の起業講座を受講したところ参加者さん同士で「これだとちょっと・・・」というがっかりなものにぶつかった、というお話しをお聞きしたことがありました。

ですからもう少しレベルの高いものを、という方もいらっしゃるでしょうが、それでもそこまでの価格は支払わないでしょうね。

なぜならばこういった講座を受講するのにあたってはシビアに「費用対効果」を考える必要があります。

時間とお金をかけて講座を受講する意味があるのかをよくよく考えなければ、そもそも起業するのにこの時点で「この人大丈夫かな?」とちょっと心配になってしまいますよね。

それに名だたる起業家の方の中にはそういった講座を受けなくても起業された方はたくさんいらっしゃいます。

つまり先程の4つのものをしっかり自分で考えきれる人はそもそもそういった講座やセミナーを受けること自体意味がない、という卓越した方もいらっしゃるわけです。

また私が言うと悲しいことに身もふたもないのですが、最近は会社設立関係の書類の準備等はネット等で格安にやっているところも見受けられますし、自力でやってしまわれる方ももちろんいらっしゃいます。

それでも各専門家にご相談いただければ、専門家ごとの得意分野、専門分野を踏まえたアドバイスを得ることはできます。

またどの手続きまで依頼するかという点によっても違いはありますが、結果としてご相談いただいたほうが安かったし時間も節約できる、というケースもありえるわけです。

つまり100万円という金額を手続きの代行や個別相談などなしに支払うことは、私には考えられないのです。

また専門家や自治体、金融機関等の無料相談などの窓口を活用すれば費用を抑えることも可能でしょう。

もっと言えばそういったところを探し出してまず相談してみるというのも起業家として第一歩ですよね。

起業のコンセプトを考えるときどうやって立案していくかは大切ですが、それをまずしっかり「自分で」考えていくことがとても重要です。

そのコンセプトや考えに基づいてどういうところに勉強に行くのかを考えていくわけですからね。

くれぐれも「怪しい」ところには引っかかることのありませんように、注意していきましょう。

 

 

 

 

 

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