ブログ

終活とお墓のはなし~その8~

今日は前々回にお話しした終活とお墓のはなし~その7~の続きです。

ちなみのこのブログではすでに何度かお墓のことについてはお話ししていますので、よろしければ下記のリンクも併せてお読みいただけると幸いです。

終活とお墓のはなし~その1~~その2~~その3~~その4~~その5~~その6~、また親子で墓のことを考えるというお話しもしていますので、よろしければ各リンク先よりご覧ください。)

今日の~その8~はお墓のトラブルを防ぐにはどうしたらいいかを考えます。

 

指定石材店制度を知っておく

独立行政法人国民生活センターのウェブサイトによればおととし2014年までは毎年1500件を超えるお墓に関する相談が寄せられているようです。

昨年2015年は1454件、今年2016年は9月30日現在598件で昨年の同じ時期よりも38件ほど少ないようですが、それでもけっこうな数の相談があるようです。

多いものは墓石に関してものや、寺院墓地の場合におけるお寺さんとの関係などがあるようです。

特に墓石については購入者の方がご存じないケースとしていわゆる「指定石材店制度」というものがあります。

このことを知らないためにトラブルになることがあるようです。

「指定石材店制度」はその墓地と提携関係にある石材店さんでしか墓石を購入することができない制度です。

墓地の運営そのものを石材店さんと墓地管理者さんが提携して行っているケース等があり、このような仕組みの墓地がけっこうあります。

ネットで「指定石材店」という検索をすると批判もあるようですが、現在このような形のシステムが残っていることもまた事実です。

まず墓石についてはこの指定石材店があるのかどうかを事前に確認しましょう。

その上で、自分の知っている石材店さんに頼みたいと思っていたり、価格的に厳しいというお話しであれば、別の墓地をさがすという選択ももっておいてください。

さらにこのブログで、終活関係のお話しをするときはよく触れることですが、できれば親子でお墓を見に行って石材店の話も含めたうえで見学することが重要です。

お墓は入りたい人が決めるのもさることながら、後からお墓を守っていく人にとっても重要なことですよね。

しかし先程の国民生活センターのアンケートの相談内容を見ても、次のようなものがありました。

・父が購入した墓地に墓を建てようとしたところ、寺が指定した石材店でないと墓は建てられないと言われた。納得できない。

・亡くなった母の戒名について、「墓石への名入れは、公園墓地の指定業者以外は不可」と言われたが、指定業者の費用が高額である。墓地が業者を指定することに問題はないか。

(平成28年10月28日更新 独立行政法人国民生活センターウェブサイト各種相談の件数や傾向「墓・葬儀サービス」のページ内「最近の事例」より引用)

こういう相談事例が出てきていますので、お墓のことについてもぜひ親子間で話し合いを細かく持って確認しておくことが必要だと思います。

 

契約書をしっかり確認しよう

大きい買い物をする場合はどんなものでもそうですが、必ず約款とか契約書というものが存在します。

その契約書の内容について、意外としっかり確認しないで購入したりすることはないでしょうか?

不動産の契約などで売買契約の読み合わせなどをやりますが、一回でなかなか頭に入ってくるものではないと思います。

そして墓地や納骨堂にももちろん契約書は存在します。

これをしっかりとチェックすることは大切なことになりますよね。

とはいえなかなかどこをチェックすればいいのか疑問点になることは多いと思います。

厚生労働省のホームページに「墓地経営・管理の指針等について」というページがあります。

平成12年に当時の厚生省生活衛生局長さんから各都道府県知事さんなどにあてられて出されたもので、文字通り墓地経営などについての指針について出されたものです。

結構長い中身なのですが、かなり重要でして参考になることも多い資料です。

で、この資料の後半に「墓地使用に関する標準契約約款」というものがあります。

細かい点はおきますが、墓地についてはこの約款において10箇条が設けられています。

第1条目的、第2条墓地の使用、第3条使用料、第4条墓地の管理、第5条管理料、第6条契約の更新、第7条使用者の地位の承継、第8条使用者による契約の解除、第9条経営者による契約の解除、第10条契約の終了及びこれに伴う措置

という10箇条です。

詳細はのちほどこのページのリンクを出しますのでそちらを読んでいただければとは思いますが、この条文のタイトルを見ていただいてもどんなことに注意しておくべきかというイメージが多少なりともお分かりいただけるのではないかと思います。

この場で全部に触れるのは控えますが、もし契約書の内容についてわかりにくい点のある方はこの辺りのポイントでしっかり確認して聞いてみていただきたいですし、ご自分で不安な方は当事務所も含め第三者にご相談いただくことをおすすめします。

ということで最後に先ほどのリンク先を出しておきますが、結構な量なので読まれる方はしっかり時間をとってお読みくださいね。

厚生労働省のホームページ「墓地経営・管理の指針等について」

 

 

 

 

関連記事

ページ上部へ戻る