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お墓の数と費用のはなし

昨日2016年11月5日は自分が所属しているファイナンシャルプランナーグループの勉強会でした。

かたち上とはいえ代表者になってまもなく10年ですが、参加しているみなさんのおかげをもって長く続いており大変にありがたいことです。

で、昨日はこのところメンバーのみなさんからお墓についての関心が寄せられていたことから私が講師役で「終活支援とお墓のはなし」というテーマでお話しさせていただきました。

私も含め集まったメンバー23名、熱心に聞いてくださりありがたい限りです。

さてせっかくお話しした内容ですので、その中の一部を今日から何回かに分けてお話ししたいと思います。

ちなみのこのブログではすでに何度かお墓のことについてはお話ししていますので、よろしければ下記のリンクも併せてお読みいただけると幸いです。

終活のポイントとお墓のはなし

「墓埋法」と「火葬許可証」

「祭祀に関する権利の承継」とは?

生き方の多様化に伴う供養の多様化

終活とお墓に関する考え方とタイミング

親子といわゆる「墓じまい」

親子で墓のことを考える

 

お墓の数はどうなっているのか?

厚生労働省が毎年発表している「衛生行政報告例」というものがあります。

厚生労働者が所管しているいろんな内容について統計を出している、とイメージを持っていただければいいのかなと思います。

で、この「衛生行政報告例」では墓地や納骨堂についての統計も記載されています。

東京都内の場合ですが、例えば平成12年度には墓地が9783箇所ありましたが、平成26年度には9649箇所の若干ですが減少傾向にあります。

これに対していわゆる納骨堂は平成12年度には東京都内に287箇所あったものが、平成26年度には387箇所とちょうど15年間で100箇所増加していることになりました。

お墓を買うということはよく言われているように「所有権」ではなく「使用権」を買い、墓地の場合はその上に墓石をたてなければいけません。

これに対して納骨堂は墓石を建てるわけではないので都内の場合は価格のことだけで言えばぐっと安く抑えることができるわけです。

これが先ほどの統計の傾向に出ているのかな、という気がしています。

ただ注意していただきたいのはこの段落のタイトルには「お墓の数はどうなっているのか?」と書いたのですが、この統計だけではお墓の数はわからないという指摘があります。

というのも先ほどの統計の数はあくまで墓所や納骨堂の数ですから、その中にいくつの遺骨の埋蔵、収蔵が可能かはわからないですよね。

ダイヤモンド社が運営している「ダイヤモンドオンライン」というウェブサイトがありますが、その中で昨年2015年8月18日に配信された「お墓覆面調査第6回」という記事の中で次のような指摘がありました。

引用をさせていただきましょう。

厚生労働省は、「衛生行政統計報告」で全国にある墓地埋葬法(墓埋法)で認可された墓地や納骨堂の数を集計しているが、それは「施設数」であり、利用できる数を示す「区画数」ではない。東京都のように独自に調査した自治体もあるものの、全国の供給力を示す基礎データがない。

(ダイヤモンド社「ダイヤモンドオンライン」2015年8月18日配信「お墓覆面調査第6回 お墓が不足して値上がりする?業界にはびこる嘘に答えよう」より引用)

なるほど・・・、と感心させられる指摘だと思います。

ただ実際に例えば人気があるとされる都立霊園の募集状況は「一般埋蔵施設」と呼ばれる言ってみれば普通のお墓の公募倍率が平成26年度で7.1倍、平成27年度で6.7倍、平成28年度で6.1倍という数字になっていました。

各霊園の細かい倍率はもう少しばらつきがありますが、少なくてもすんなり入れるものではないようです。

また逆に地方ではすんなり入れるケースもあって、何を隠そう私の実家のほうの公営墓地では先着順ではあってもまだ区画に余裕があるという感じです。

都内のお墓の数はやはり公営墓地のようなところはやはりもうちょっと数がほしいかなと思うところですかね。

 

お墓の使用料と墓石代を足し算する

先程もお話ししたように、お墓を見つけて使用権を買ったとしても墓地の場合はその上に墓石を建てる必要性が出てきます。

この墓石代についてはいろいろな統計がありますが、一般社団法人全国優良石材店の会が実施した2015年度の「お墓購入者アンケート調査」によれば全国平均で164万6千円となっています。

地域などによってもばらつきはあると思いますが、仮に先ほどの都営霊園の一般埋蔵施設の使用料が安いところで150万円強からになっていますので、仮に150万円の使用料と先ほどの平均墓石代を足せば300万円を超えてくるということになります。

もちろん地域によっても価格は大きく違いまして、私の田舎の公営墓地は使用料が45万円でしたし、墓石ももう少し安く抑えることができそうなので、両方で150万でもおつりがくるというような話もありました。

また都内ですと納骨堂などは墓石代がないわけですからコストは抑えられるというところもあって都心の便利なところでは使用料一体100万円からなんていうケースもあったりします。

とはいえ価格自体は本当にばらつきが大きいなあというのがいろいろと感じるところでもありますので、しっかり検討して考えていくことが大切です。

 

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