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「40歳独身の危機」という記事を考える

ちょっとこのところ難しいテーマのお話しが続きましたので、今日は少しいつもと視点を変えたお話しを。

週刊SPAの先週発売された2016年11月1日号の特集に「40歳独身の危機」という特集が組まれておりました。

まあこの雑誌のターゲット的な問題なのか、SPAは私と同世代の男性の方向けに情報をよく発信していて、実はこの手の特集も多分初めて見るものではないと思います。

とはいえ特集のサブタイトルが「結婚してるだけマシだった」というこの表現もどうかと思いますけどねぇ・・・。

まあそれはさきておき、中身を読んでみると毎度のことではあるのですが、独身40代前半男性の私にも「ドキ」っと突き刺さるものがありました。

 

実は多い中年の孤独死

まず中年孤独死についての話が出てきます。

特集内に「中年孤独死の道」という40代まで独身でいると不摂生になったり、仕事のストレスとかで長期休業で人との付き合いが無くなって孤独死する、というまあちょっと極端かな?と思う記載もありました。

本文中にも現役世代の孤独死が増加傾向にあるという記載がありました。

そこで調べてみたのですが、一般社団法人日本少額短期保険協会の孤独死対策委員会というところが、今年2016年3月10日に「孤独死レポート」というものを発表していました。

興味のある方は日本少額短期保険協会さんウェブサイトからお読みいただければと思いますが、これによると男性の孤独死者の平均年齢は59.7歳とのことです。

意外に若いという印象ですよね。

ちなみにこのレポートでいう孤独死の定義とは「自宅内で死亡した事実が死後判明に至った1人暮らしの人」ということになっています。

またこの調査によれば60代の男性の孤独死が最も多いものの、40と50代をあわせた男性の孤独死は全体の30.4%ということでした。

さらに孤独死そのものが全体の8割が男性で、さらに発見までの平均日数も男性は23日で、女性の平均日数7日に比べて3倍以上になっています。

確かにねえ・・・、一般的に男性のほうが女性に比べて会社以外の付き合いが少ないとはよく言われますけどそれにしてもねぇ・・・。

と私も決して社交的なほうではないもので身につまされることしかりです。

自営業になりますと会社に行くこともないわけですから、誰とも口をきかない平日なんてありますもんね。

ともあれいろいろな意見があって、結婚していれば孤独ではないのか、といわれると必ずしもそうではないでしょう。

また逆に独身でも幅広いネットワークを持っている方や結婚そのものを考えていない方ももちろんいらっしゃる、ということはこのブログでも何度かお話ししています。

徐々に多様な生き方を考えることのできる時代になってきていますからね。

ただそうは言ってもやはり男性にとって仕事が人付き合いの中心になっていることは今でもそう変わらないところはあるでしょう。

ですから一度何かのきっかけで、その空間を外れるともう一度人付き合いをしていくのはホントに難しい男性がきっと多いと思います。

今年2016年7月20日に配信されている日本経済新聞電子版のNIKKEI STYLEの記事に「男性の孤独死防ぐには 岸恵美子・東邦大学教授に聞く」という記事がありました。

この記事は主に高齢者の孤独死についてのお話しなのですが、これは中年でも当てはまるのではないかと思うところもありました。

例えば記事の中で、「なぜ孤独死は男性に多いのでしょうか。」という問いに岸先生は次のように答えられています。

「現役の頃は地域の行事に参加できず、妻を通じた交流しかなかった。そんな退職後の男性が孤立してしまうというパターンがある。介護の問題もある。親につきっきりだと地域と関わる時間がなく、周囲も異変に気づけない。」

「自ら周囲との関係を断つ人もいる。人の世話になりたくないというプライドを持つ男性は多い。その他、人の世話になるのは申し訳ないという遠慮や人間不信など、様々な感情が地域との間に距離を生んでしまう」

2016年7月20日配信 日本経済新聞電子版NIKKEI STYLE「男性の孤独死防ぐには 岸恵美子・東邦大学教授に聞く」より引用

仕事人間って意外に趣味がなかったりしませんか?

私もそうで、趣味を聞かれても「・・・」て感じですよ。

だから仕事以外のネットワークが広がらないし、いったん何かの拍子に仕事のネットワークが切れれば、あとは孤立へ向けて一直線ですよね。

 

「独身への不安」を少しでも解消するために

冒頭のSPAの記事にもどりましょう。

記事内では「40代独身男性に聞いた「独身への不安」アンケート」というものがありました。

「「独身」を辛く感じる瞬間は?」という質問への1位は「友人の減少」、2位が「交際相手の減少」となっていました。

一方で「40代になるまで結婚できなかった理由は?」という質問もあって1位は「交際相手がいない」、2位は「結婚したい相手がいない」というものでした。

複数回答とはいえ「一人の時間が好き」という意見や「仕事が忙しい」という意見よりも「相手がいない」という意見が多かったのは、やはり孤独死の要因になっている理由と何かしらの関係があるように思えます。

この特集の最後のほうに「恋愛クライシス」という話もありましたが、この辺は私にとっても正直ハードルのとても高い話だということは自覚しています。

まあ40代も半ばにさしかかって人付き合いもあまり得意でなかれば、結婚も恋愛も相当に難しいのは重々承知しているところです、ハイ。

また先ほどの岸先生のご見解のように地域とかかわりが持てないというのは、私のように地方出身で一人暮らしをしている人間にとってはもっと実感として強く感じるところです。

地元でもなければ子供もいないという中で、地域や学校の行事に参加するということはまず難しいでしょうからね。

「人は最後は一人」という表現はよく使われるところです。

とはいえそれでも生きている間に人付き合いがまったくなくなっていくというのは、いかに一人でいるほうがいいという方でも様々に不自由な面が出てくるとは思います。

やはりよく言われるところですが、仕事以外のつながりやネットワークを構築していくかというのは独身中年にとっては大きな課題であり、独身への不安を打破する近道ではないかと思います。

私のようにインドア系の方は勉強会や自己研鑽のイベントなどに参加することでつながりが少しでももてるかもしれません。

ちなみに私も自分の所属している勉強会にはずいぶんと助けられております。

「仕事」という枠を取り払った付き合いを見つけていくことが不安解消への大事な努力だと、ありふれた表現ではありますが、やはり強く感じるところです。

 

 

 

 

 

 

 

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