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わかりやすく基本的な保険のはなし~その6~

「わかりやすく基本的な保険のはなし」というテーマでお話しをしています。

わかりやすく基本的な保険のはなし~その1~では遺族保障と必要保障額のお話しについての入り口になるお話しをさせていただき、~その2~では「必要保障額」のうち特に「支出見込額」についてお話させていただきました。

~その3~では「必要保障額」のうち特に「収入見込額」の「柱」である遺族年金についてざっとお話しして、~その4~では「収入見込額」の続きで遺族年金以外の「収入見込額」と「必要保障額」が適正かどうかについてお話ししました。

そして「必要保障額」が出てきたので前回~その5~から生命保険の基本的な種類のお話しをしています。

前回は「定期保険」と「終身保険」についてでした。

今日は続きからですが、前回もお話ししたように今日のお話しも俗にいう「教科書」のようなお話しです。

ホントに基本的なことしかお話ししませんので、気楽な気持ちでお付き合いくださいね。

 

養老保険って何?

前回お話しした「定期保険」や「終身保険」はその名前からもなんとなく「期限付き」なのか「一生涯」なのかわかりやすい部分もあると思います。

が、もう一つ基本的な保険商品の説明としてよく出てくるものに「養老保険」というものがあります。

そもそもこの「養老」って言葉、どんな意味なんでしょうか?

手元の広辞苑第五版によれば次のように書かれています。

「養老」

 老人をいたわりやしなうこと。老人を大切にすること。また老後を安楽に送ること。

 (岩波書店 広辞苑第五版より引用)

この最後の「老後を安楽に送ること」がこの保険の一番意味するところかな、と思います。

「老いる」を「養う」わけですからね。

「養老保険」は一定期間の間に万一被保険者の方が亡くなってもまたご健在であっても保険金を受領できるという商品です。

被保険者が亡くなってしまった場合は「死亡保険金」として支払われてきますし、無事に満期を迎えることができれば「満期保険金」として保険金を受け取ることができます。

この「死亡保険金」と「満期保険金」は同額です。

いわば生死混合の保険といわれます。

って聞くと、いいとこどりのような商品に見えますがそんなにおいしい話ばかりではないですね(笑)

なんといっても生死混合ですから保険料が定期保険や終身保険に比べて割高であるという特徴があります。

また試算の必要はあるのですが、払込保険料の総額と比較して満期保険金が下回るというケースも出てきます。

特に養老保険にいろいろな特約を付けていると元本割れになるようなことも多いようです。

保険料を支払って満期保険金をもらうという発想は、言ってみれば貯金と同じことです。

つまりこの養老保険は保障をつける、というより貯蓄性の高い商品と言われるのです。

ということはこの保険は「遺族保障」として考えるのはあまり向いていない商品ということになります。

養老保険は貯蓄性の高い商品ですから、保険期間が終わった時の満期保険金がどのくらいになるのか、もっというと払った保険料に対してどのくらい増えているのかをしっかり確認する必要があります。

もしほとんど増えないとか、もっと増やすことができる金融商品があれば(なかなか増やす商品を見つけることも難しいですが・・・)そちらを利用するとか考えることも必要なわけです。

何度もお話ししていますが

支出見込額-収入見込額=必要保障額

の公式に当てはめる場合に、この養老保険は「収入見込額」の一部として考えた方がいい商品ということになります。

ですからもし保険料の負担が大きくなって家計が苦しくなりそうだと思う方が、必要保障額を確保しようという時には利用するにはあまり必要のない商品、ということになります。

 

組み立て方を考える

その昔は定期保険が特約として終身保険に乗っかる形の「定期保険特約付終身保険」や同じく養老保険に乗っかる形「定期保険特約付養老保険」なんかもありました。

特に「定期保険特約付終身保険」は以前は保険会社のメイン商品でしたからね。

ただ特約部分の保険料が10年更新のたびに高くなって50~60歳代に解約せざるをえない、なんてこともあって、また「終身保険」が主たる部分であるのに終身ずっと大きな保障が続くと思い込んでいたりする人がいて、けっこうな批判が多くなったんですね。

終身保険の上に定期保険特約が載っている図から「Lの悲劇」なんて言葉も当時いわれたようです。

ですから今は自分たちでどのようなライフプランのもとに保険を設計していくのかという考えの中で、保険に関する知識もある程度要求されるところです。

一方で前回今回とご紹介してきた商品以外にも特約、あらたなタイプの保険も出てきて、

「どういう商品なのか、どう組んだら安心なのか、難しい」

という思いもあるでしょう。

保険会社の方に素直に相談することも私は否定しませんが、心配であれば家計全般の面から見てもFPに相談いただくこともお勧めしています。

さて次回は先程ちょっとお話しに出た他の商品についてざっとですがお話しする予定です。

 

 

 

 

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