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「必要保障額」といろいろな「収入見込額」

「わかりやすく基本的な保険のはなし」というテーマでお話しをしています。

初回は遺族保障と必要保障額のお話しについての入り口になるお話しをさせていただき、2回目では「必要保障額」のうち特に「支出見込額」についてお話させていただきました。

前回は「必要保障額」のうち特に「収入見込額」の「柱」である遺族年金についてざっとお話ししました。

今日は「収入見込額」の続きで遺族年金以外の「収入見込額」について見ていくことにしますね。

なお毎回お話ししますが、今回も本題に入る前に再度「必要保障額」の計算式をあげてみましょう。

支出見込額-収入見込額=必要保障額

よく覚えておいてくださいね。

 

お勤め先に万一の時の制度があるか

前回お話しした遺族年金は「公的保障」といわれることはすでにご説明しました。

この「公的保障」以外の「収入見込額」として、亡くなった方のお勤め先に死亡退職金などの規定があればそれを加えることができます。

お勤め先から支給されることから「企業保障」などという言い方をすることもあります。

この「企業保障」の代表例は先ほどお話しした死亡退職金ですね。

これはまずお勤め先に就業規則に死亡退職金に関する規定があるかどうか確認することが必要です。

退職金が必ずもらえると思っている人は多いかもしれませんが、退職金は必ず支払われるものではないし、会社に規定がなければそもそも死亡退職金も支給されません。

ですから「収入見込額」に参入するためには、この規定の確認がとても大切なところなのです。

さらに言えば金額も規定を知らなければわからないですから、ぜひしっかり確認しておきましょう。

また弔慰金制度が存在する会社もあると思います。

これは通常退職金とは別に支給されるものと思いますので、あわせて調べておいてください。

 

自分で準備できることはあるか

「公的保障」と「企業保障」の二つをご紹介しました。

これ以外に「収入見込額」に加算できるものがあればそれを加えていきます。

では具体的に「公的保障」と「企業保障」以外に加えることができるものには何があるのでしょうか?

当然に預貯金や運用している金融商品があればそういったものを加えることになります。

それ以外では配偶者の方の収入というものがあげられます。

配偶者の方がお勤めをされている場合には、その収入がどのくらいになるかも計算して「収入見込額」に加えてみましょう。

雇用形態にもよりますが、基本的には配偶者の方が自身の年金を受給できるまでの年数に年収をかけて出てきた数字ということになります。

あまり多く見積もりますと「収入見込額」は増えますが、もちろん差し引きの「必要保障額」が小さくなりますので、保険料負担を軽減するためとはいえ保険金が不足しないように注意したいところです。

 

必要保障額は適正か

というところで、さらっとですが前々回の「支出見込額」と前回、今回の「収入見込額」の説明が終わりました。

あとは最初の式、そうです次の

支出見込額-収入見込額=必要保障額

に数字を当てはめてみてください。

でてきた数字が現時点での「必要保障額」ということになります。

この額とみなさんが現在加入中の生命保険の保険金額を比べてみてください。

もし「必要保障額」よりも保険金の方が多ければ保険金額の見直しを検討するといいでしょう。

保険金額はライフステージにあわせて検討と言われますが、特に住宅を購入したりすれば当然今までの保険の加入状況は見直すことになるでしょう。

またあわせて無駄な特約がついていないかどうか、というあたりもチェックするポイントになるところです。

ただ正直、それを保険証券などをみて直ぐにわかるのか?という心配もみなさんにはあると思います。

そのためには保険会社の担当の方にお聞きして確認してみるといいですし、また私も含め特定の商品に偏らないFPなどに相談いただくこともいいでしょう。

逆にもし「必要保障額」が不足するようであればなんらかの対策を講じる必要があります。

ただし不足する人は、何もすぐに保険金を増やすことが保障額を増やす方法ではありませんよね。

例えば家計にコストカットできるものがあれば、そこを確認して生活費を見直したうえで「支出見込額」を再度試算しなおしてもいいでしょう。

またもし配偶者の方が、お子さんの手が離れた後に働く時間を増やすことができるのであれば、現時点でなくても先々収入が増えてくればその際にまた見直す機会が出てくることもあるでしょう。

何も足りなければ「すぐに保険」ではなく、まずは家計の改善が可能かどうか考えてからの加入で十分です。

とはいえ、日本の場合は「必要保障額」は不足する方より多すぎる方の方が多いとは思いますが・・・。

ということで今日はこの辺りで。

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