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ミッドライフとキャリアチェンジ~その2~

前回から中年期を迎えた方のキャリアについてお話しをはじめました。

一回目のミッドライフとキャリアチェンジ~その1~では主に中年期に迷いや悩みが生まれたり、環境の変化が起こるというお話をさせていただきました。

今日はそういったことが起きたときにどういう行動に向かうかを少し見ていきたいと思います。

 

感情的な選択のこわさ

特に男性がミッドライフクライシスに入ってきた場合、突然今まで見向きもしなかった行動にでることが多いという話を聞きます。

急に体を鍛えだしたり、若作りをしたり、女性関係でトラブルになったりと、周りからみたら

「○○さん、どうしたの?」

と言われるようことをしてしまうようなのです。

前回もお話しししましたが、老化を感じてしまったり、職場や家庭の環境がうまくいかなくなる中で、新しい自分を求めてみようと抗っている姿が見えてきます。

あるいはなんとなく不安や心の憂いの中でそれを埋めるような衝動におそわれるのかもしれませんね。

いずれにしても、今までのその方にないような大胆な行動をとるような傾向がみられるようです。

そしてその傾向の一つが実は「転職」もしくは「独立、起業」だといわれます。

つまり今までの自分とは違う何かを、仕事の世界に求めようとしてしまうようなのです。

ですから選んだ「転職」もしくは「起業」が感情に突き動かされ、その選択を選ぶ合理的な理由やしっかりした裏付けがない状態でその方向にむかっていってしまうわけです。

確かに例えば起業には「こうせずにはいられない」という突き動かされるような感情は必要だといわれます。

しかし一方でクールにお金のことや事業の展開、宣伝方法なども考えていかなければいけません。

また起業しようという方の性格によってはうまくいかなかった場合の撤退方法なども少しは考えておくことも必要になるでしょう。

転職を考えるのであれば一般的には40代に入ってくると転職そのものが難しくなってきますよね。

仮にやりたい仕事に無事につけても、今までいた職場の環境と違うためになじんでいくことができず、上手く力を発揮できない、なんてこともあるでしょう。

特に大きな会社にお勤めだった方は中小の会社に行くとなかなかうまくとけこめないという話も聞いたりします。

さらに40歳代は家計のキャッシュフローから考えても厳しい時期です。

住居費、教育費、そして老後資金の準備といろいろ物入りです。

また最近ではお金の問題とは別に親の介護の問題なども重なってくることもあるわけです。

そんな時に、衝動に突き動かされた選択をしたおかげで家族に迷惑をかけたりすることも十分に考えられるのですが、本人がそのことに気付く冷静さを欠いていることもあるわけです。

起業や転職がもちろんいけないわけはなく、むしろそれが本人の生き方に張りが出て家族や周りの方も応援や納得をしてくださるのであれば、むしろ新しい世界が見えていいことだと思います。

実際これからは長く働いていくことが求められる時代になっていくだろうな、と私個人は考えていますので。

ただまったく今までとかかわりのない世界への転職やうまくいく根拠が少ない起業はリスクが高いですよね。

気持ちは大事だし働き方を変えることもいいと思いますが、踏み出す時には冷静さもなければいけないわけです。

 

先に悩みや苦しさを落ちつかせる

冷静な判断をするには、精神的に不安定な部分を一度解消してみる必要があります。

つまり自分がなにか突拍子もないことをはじめようとしている上に家族や友人の言うことにも耳を貸さない、そのことしか見えないという状況であれば、一度立ち止まって自分を振り返ってみてほしいのです。

転職なり起業なりというその判断が「今の自分を変えたい」という衝動があまりに強く、逆に「こういうことをしてみたい」という想いがもしそれに比べてあまりに弱ければ冷静さを欠いているかもしれません。

熱い想いと冷静なプランのバランスはきちんととれていないといけないと私は思っています。

大成功した起業家の方々の言葉や経験は確かにすばらしいし、転職がうまくいって生き生きとしている人の姿は確かにまぶしいものです。

ただそれは自分ではなく他人のことなのだ、ということもどこか冷めた視線でみてほしい、というのは私の性分なのですがそう思うのです。

もしメンタル的に苦しければカウンセラーさんなど専門家の方に頼ることもいいでしょうし、家族でゆっくり話し合うことも方法の一つかもしれません。

信頼できる友人がいればお酒を飲みながら話を聞いてもらうこともいいでしょう。

また自分の計画はあくまで大丈夫だと自信をもっていても、第三者から見ればまた違った視線が入って見直しが必要になるかもしれません。

自分も含め事業計画やキャリアプランについて相談できる第三者のもとへ足を運ぶことも一つでしょう。

まずは先に気持ちを落ち着かせるための行動をとることをおすすめします。

そのうえで冷静な判断のもとキャリアチェンジを考えていきましょう。

ということで、明日は一回違うテーマをはさんで、このお話しはまた続きます。

 

 

 

 

 

 

 

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