ブログ

起業時における資金計画の重要性

起業と開業資金のおはなしをしています。

初回は「何をどうやりたいか」決めることが資金計画について大事だというお話しと概論めいたことを、2回目では開業資金の3つの種類をお話ししました。

3回目からは開業資金の調達についてのお話しで、まず自己資金の重要性についてお話しして、4回目では親族からの援助と助成金、補助金のお話し、5回目はいわゆる「創業融資」のうち主に日本政策金融公庫の融資のお話しでした。

そして前回6回目は「創業融資」のうち制度融資のことと「創業融資」と事業計画書の関係について触れました。

今日はこのお話しのシリーズの最後になります。

 

資金計画は余裕をもって考える

今までのお話しで自己資金の重要性や補助金、助成金の話、融資のことなどをしてきました。

また取り上げませんでしたが他にも資金調達方法としては最近ではクラウドファンディングも登場してきています。

いずれにしても資金の調達方法は様々な方法が考えられます。

ただし資金調達の方法を決定するには、起業時にいくらお金がいるのかを考えなければなりません。

このシリーズの初回2回目でもお話ししましたが、設備資金や運転資金、さらには自身の生活資金をしっかり考えていかなければなりません。

いろいろな見積もりをとったり、価格をネット等で調べて積み上げていくお話しはすでにさせていただきました。

ただその根拠をもとにただ積み上げていけばいいかというと、そういうものではないのです。

自分の話で恐縮ですが、仕事のことや広告宣伝のこともさることながら、一番何度も考えたのはこの開業時の資金計画でした。

事務所を借りる予算、それほど多くはないとはいえ設備費、何より生活費、そしてどのくらいで仕事が軌道に乗り始めるかなど様々な計算を何度も繰り返しました。

そして実際にスタートしてみると思っていたよりかからなかった部分と、思っていたよりかかる部分や不意の出費等が意外にあるものだということに気づかされます。

つまり「資金計画は余裕をもって考える」ことが大切です。

どうしても起業時の資金はふんだんにあるわけではないので、いっぱいいっぱいの中でどうにか収めようと考えがちです。

しかし現実にはいろいろなお金がかかってくることが出てきます。

「保守的かつ慎重に」「余裕をもって」資金計画を考えることは気持ちに余裕を与えることにもなります。

一度お話ししたように人それぞれのリスク許容度があるかと思いますが、その許容度の中で余裕をもった計画を立ててみてください。

 

創業融資と返済計画

開業資金としてご紹介してきたような「創業融資」を利用される方もいらっしゃるかと思います。

いろいろな見解はあるでしょうが、「創業融資」であっても借金は借金です。

借りたお金は返さなければいけない、という鉄則は「創業融資」であっても何ら変わるものではありません。

とすれば開業資金として「創業融資」を利用される方は返済計画についてもしっかり考える必要があります。

それには当然事業を始めたら売上がどのくらいか経費はどうかということを考えなくてはいけませんし、さらにその前提として提供するサービスや商品の価格をいくらにするのか決めなければなりません。

すなわちきちんと返済できる事業であることを数字でしっかり確認する必要があるわけです。

そして前回お話しした事業計画書には当然収支計画を記入するところがあります。

もちろんお話ししたようにこの収支計画がどのくらい精度の高いものであると言えばこころもとない部分があるでしょう。

しかしきちんと事業として回っていけるような内容を貸し手に示さなければいけないのですから、何度も考えて作っていかなければなりません。

そしてできる限りよく練られた収支計画を作ることが返済計画に直結していくことになることも重要です。

例えば短期間で返済できればいいのかもしれませんが、毎月返済額が大きくて事業に支障が出るようであれば当然に困るわけですから、どのくらいの期間で毎月どの程度の金額であれば返済できるのかきちんと決めましょう。

きちんと資金繰りがまわっていくような内容になるかどうか何度も考えて考えて考えすぎということはありませんのでね。

ということでこのシリーズはここで一区切りとさせていただきます。

関連記事

ページ上部へ戻る