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終活とお墓のはなし~その5~

終活とお墓のはなしをしています。

~その1~では終活や関連業務に対する私の想いや終活の総論としての四つのポイントお話し、~その2~では「墓地、埋葬等に関する法律」と「火葬許可証」やいわゆる「手元供養」のお話しをしました。

~その3~では「祭祀」に関するお話しをしまして、前回~その4~では様々な供養に関するお話しをしました。

今日はお墓と終活に関する考え方をお話ししたいと思います。

 

親子の終活が増える中で

以前に「子がサポートする親の終活」というお話しをさせていただきました。

その際もお話ししましたが、私は親の想いと子の想いにすれ違いがあって、その辺りに「親子での終活」という発想が出てきているのだろうと考えています。

もちろん財産の承継や介護の問題などが目前のことであってそこが大切に見えることはあるのでしょう。

ただ実際に相続が発生し、そういった問題が解消しても、お墓や供養の形というものは先々まで何かしらのしがらみになりえる問題です。

何よりも実はこの供養のことが長い時間を想定した問題になります。

みんながみんな「私はこのお墓だけど、あなたはこのお墓でいいよね」という形にはなかなかなりにくいところです。

それぞれの家にはそれぞれの考え方があって、またその家にいる個人個人の考え方もあるでしょう。

それを尊重しつつもどういう方向に行くことがよりよい形になっていくのか、100点満点ではないけれど、なんとかみんなが折り合える形を目指してみることが必要になると思うのです。

お墓や供養の問題は実は親子で終活を考えるきっかけとしてはもっとも大事な問題になるのかなと思っています。

家族でざっくばらんに話すことはなかなかに難しいのかも知れませんが、しかし誰もが将来お骨になることは決まっているわけで、そのお骨をどうしていくのかという話を1回はしておく必要があるのではないでしょうか。

親世代の方は子の意向を考えずにお墓を選んでしまって「その墓地だと墓参りに行きにくい」と言われる、なんて話もよく聞くようになりましたよね。

一方で子世代も「代々の墓に入るのはちょっと・・・」という意向をもっているけど、親世代はやっぱり墓を継いでほしいという想いを持っていたりですれ違うケースもあるようです。

このすれ違いをすり合わせていくあるいは合わないのであれば全員がどういう意向をもっているのかを確認することが大切です。

直ぐに意見の一致あるいは不一致だけど仕方ない、という結論に達するのは難しいでしょう。

何よりも人は生きていて日々の生活があるわけですから、そのことのみを考えて生きていくわけにはいかないですからね。

それでも頭の片隅にはいろいろ考えるところはあるわけで、お盆でもあるいはお彼岸や年末年始など人が集まった時に、故人をしのびつつどうやって守っていくかあるいは守れないならばどういう方向で行くのか、少しずつお話しを積み重ねていくことが大事ですね。

またもし改葬などを考えているのであれば費用の問題も発生します。

その手当をどのようにしていくのかということも、まあお金の話なので話しにくい側面もあるとは思いますが、いずれどこかでは必要になっていくところかなとは思います。

 

親世代の判断能力がしっかりしているうちに

私の父親が死んで今年の年末で丸4年になります。

以前にもお話ししていますがまだお墓はありません。

母と時折話しても、考えはあるようですが明確なところはまだいろいろと迷いもあるようです。

私個人もいますぐ親父を墓に入れても、すぐに親父に母親を連れていかれてもまだ早いかな、という想いもあってまだしばらく手元供養でもいいのか、と考えていたりはします。

また田舎で家族を持っている弟の意向も当然聞かなければいけませんが、お互い忙しいですからなかなかこういう話をゆっくりすることはもう少し先になるのかな、とも思っています。

ということで我が家の場合はもう少し先の話し合いになるようですが、とはいえ母親の判断能力がしっかりしているうちには決めなければいけないだろうなあ、とは考えています。

親世代の判断能力がしっかりしているうちにこういう話し合いをしていくことも重要になると思います。

この辺りにも親子で終活に関する認識にズレが出るところでもあります。

親世代は「まだしっかりしているから大丈夫だよ」と思っているかもしれません。

一方子世代は「あんまり親が老け込んでからでも困るよな」と考えてしまいます。

よくエンディングノートや遺言書をはじめ終活に関する話の中には、親世代に向けて「自分がしっかりしているうちに考える」ということを言われますが、親世代のみなさんにおかれましては子供に迷惑をかけないという意味で早めにこういうところをしっかりしておく必要がありそうですね。

ところが、最近は親世代で判断能力がしっかりしている方でもいろいろなお考えがあるようです。

このあたりもう少し次回に続けたいと思います。

 

 

 

 

 

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