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生き方の多様化に伴う供養の多様化

終活とお墓のはなしを続けています。

~その1~では終活や関連業務に対する私の想いや終活の総論としての四つのポイントお話し、~その2~では「墓地、埋葬等に関する法律」と「火葬許可証」やいわゆる「手元供養」のお話しをしました。

そして前回の~その3~では「祭祀」に関するお話しをしました。

今日は供養に関するお話しです。

 

生き方の多様化と「家」という考え方

「家」という考え方に昔ほど縛りは無くなってきているかもしません。

時代の移り変わりとともに生き方にも多様な形があらわれるようになりましたからね。

そして生き方が多様化していくということは、供養の仕方やお墓の形も多様化していくことがもしかすると必然なのかもしれません。

とはいえ私の田舎でもそうですが、まだ「家」という考え方が残っているところもあります。

そしてそれはそれで伝統であったり長く受け継がれてきているものを守ったりという良い側面と、長く受け継いでいく中で墓や先祖を守っていくという重責の両方を抱える方もいるようです。

いずれにしてもお墓や供養をめぐる風景は以前と比べればずいぶんと変わってきています。

 

多様化する供養の形

かつては(といっても実はそれほど極端に古い時代の話ではないのですが)「○○家之墓」という先祖代々が眠るお墓に入っていくのが慣習的にはもっとも多かったかでしょう。

がこのお話しのシリーズでは再三申し上げているようにこの形を維持することが徐々に難しくなってきている気がします。

それは多様化のニーズに合わせた様々な供養の仕方があらわれてくることにつながります。

今よくいわれる供養の形は次の4つがあげられます。

①家族の墓に入る

②永代供養墓に入れてもらう

③納骨堂に入れてもらう

④その他の供養の形

①の家族の墓に入る形は徐々に難しくなっているとはいえ、今でももっともオーソドックスな方法の一つです。

供養してもらう形が確保されているという長所はありますが、先ほどから申し上げていますように墓そのものを維持していくことが難しくなってきている点が難点でもあります。

②の永代供養墓は最初からお寺などにある合同の供養墓に入れる形です。

これも実は各お骨ごとに分けて供養できる形もあれば、合葬する形など様々あるのでどういった形になるのか確認が必要です。

また継承されずに途絶えてしまったお墓は撤去されるケースもあるわけで、その場合はお骨は合同の供養墓に入ることになるでしょうから、いずれは永代供養墓に入ることもありうるわけです。

③の納骨堂はかつては一時保管のような場所でしたが、現在は永代供養を前提とする納骨堂も登場してきています。

最近の納骨堂はきれいで外観からは納骨堂とは思えないような建物もあったりで驚くこともありますね。

④のその他の供養の形というのは、例えば「散骨」などがあります。

私の親父は生前冗談半分で「死んだらバイカル湖に撒いてくれ」と言っておりましたが(バイカル湖が好きだったようで)当然にそんな希望をかなえられる余裕など我が家にはありません(笑)

ただ散骨は反対の意見もあり、自治体によっては条例などで禁止している地域もあるようです。

またお骨のすべてを散骨することで供養すべき対象を失ってしまう想いを持たれる方もいらっしゃるようで、一部を手元に残して散骨することも考える必要がありそうです。

さらには「樹木葬」などという形も最近は登場してきました。

樹木葬もいろいろな形があるようでまとめて合同墓のようなものもあれば、個別に収納できるタイプまで様々あるようです。

事前に見学にいったりして内容を確認する必要があります。

さらには今の我が家もそうですが「手元供養」の形もあります。

手元供養はゆくゆくはどちらかにお骨を収める前提としての供養方法というのが本来の形です。

期間にさだめはないのでお墓を決める前に万一のことがあったとしても、慌てずに時間をきちんとかけて最終的な供養の方法を考えることができます。

また最近は手元供養の方法の一つとして、お骨の一部を加工してペンダントやブレスレットなどにする形も登場しています。

「手元供養 加工」で検索すると出てきます。

推奨するわけではありませんが、興味のある方は調べてみるといいと思います。

と、いくつか供養の仕方をご紹介しました。

大事なことはこういった新しい方法も情報として知っておいた上で、どういう形が本人や家族にとっていい方向に向かう供養の形なのか、しっかり話し合うことです。

そしてこのことは終活全体の中でも最近は特に重要度の高い部分になってきているようです。

ということで続きはまた次回に。

 

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