ブログ

子がサポートする親の終活

親子で「終活」?

先日のテレビ番組で最近の「終活」が親子で、特に子供がサポートするような「終活」が増えているという内容を拝見しました。

朝方の番組だったので時間の関係で全部を見ることはできませんでしたが、葬儀会社の主催する終活セミナーなども最近は親子で出席する方がいらっしゃるそうです。

そういえば意外がも知れませんが「遺言書を書きたい」というご依頼ではなく、「親に遺言書を書いてほしいがどうしたらいいか」というご相談を前職で何件かですがお聞きしたことがありました。

もちろん本人が遺言書を書く気がなければ当然強制できないわけですから、その旨をきちんとご説明させていただくことが大前提になります。

ただそういうご相談をしてくる方も、親に無理やり遺言書を書かせるわけにはいかないことぐらい重々承知されています。

それでも何か方法がないかと思っていらっしゃるわけです。

ではなぜにこういうご相談があるのでしょうか?

 

「迷惑をかけたくない」親、「知っておきたい」子

いろいろ考えられますが、多くは親と子の間にいわゆる「終活」に関する考え方のギャップがあるからではないかな、と私は考えています。

親の側に一番強い想いとしてあるのはおそらく「子供に迷惑をかけたくない」という想いでしょう。

でももしそう思うのであれば「預貯金がどこにあるのか、権利証はどうかなど教えておいてほしい」と思うのは子供の側です。

ところが親の側の「子供に迷惑をかけたくない」という想いはどういう方向に向かうかというと、

「なるべく自分たちの生活をきちんとやっていきたい」

という方向性にいってしまうのです。

ですから人によって多少は違うけど、例えば一人暮らしの私の母親は暇を見ては少しづつ実家の片づけをしています。

また実家の近所の高齢一人暮らしの方もけっこうみなさん日々しっかり暮らしています。

更にお仕事で今までお話ししたみなさんは、いざとなったら家を出てホームで暮らすから、というお考えの方がけっこう多いかなと感じています。

それに親子といっても離れて暮らしていたりすると全部が全部言えないということもあるでしょうしね。

中には親としての考えは頭の中にあるとご本人はおっしゃってもその内容は死の直前まで言わずにいて、いざとなると結局想いを伝えられないまま亡くなってしまうという方もいらっしゃるようです。

一方でお子さん方は、やはりあとで相続手続きが大変だから財産の内容をわかるようにしてほしいとか、葬儀の内容とか、お墓のこととか聞いておきたいことが実は山ほどあります。

以前にお話ししましたが、私の父親は、亡くなるなんてことをまったく考えていなかった時期に旅立ちました。

私自身、当然親父の死後のことなんてずっとずっと先だと思っていたし、うちは賃貸暮らしだったため財産もほとんどなく親兄弟ともめる可能性もうすいので、まだまだ先のことだと思っていました。

ところが葬儀なども親族や葬儀会社の方のおかげで無事に済んでたったひとつだけ困ったことがありました。

それは「お墓」のことでした。

うちの実家は分かれてできた家なので先祖代々の墓等はありません。

生前親父はよく冗談半分で「骨をバイカル湖に巻いてくれ」と言っておりましたが(親父はバイカル湖が好きだったもんで)実際にそんなわけにはいかず、今でも墓をどうするかというのはいろいろ悩むところです。

(なおお墓についてのお話しは近々また日を改めてお話ししますね。)

もちろん親父自身もこんなに早く旅立つとは思っていなかったでしょうが、残された側からすると墓のことなど特に悩むところではあるのです。

今でも墓の話になると帰省の時、母親と話すことがあります。

最後は母も入るところですから母の希望をなるべく取り入れたいのですが、話がなかなか進まないことも事実です。

一応私もいろんな方のお話しを仕事がら聞いてきていますが、そんな私でも自分のことはこういう感じですから、先のことはなかなか難しいところかもしれません。

それから、これはあまり言いたくない話ではありますが、将来的な相続財産の分割について争いが生じる可能性があるケースでは、お子さんたち同士でいろいろ活発に動かれるケースも出てきます。

お子さんたちが自分に有利な方向に進むように駆け引きをしていくケースですね。

思惑はいろいろなのかしれませんが、ただ残される側としては、何の情報も残されていないのではその後の相続手続きがいろいろ大変になることはすでに各種の媒体でご指摘されているとおりです。

「迷惑をかけないようにしっかりやる」と思う親の側と「あとが心配だし大変だから早めに知らせてほしい」という子の側の想いのずれが今日の表題のような子がサポートするタイプの親の「終活」につながっているのかもしれません。

私の事務所ではエンディングノートの作成サポートやオリジナルでエンディングノートを作成するなどのサービスも行っています。

買ったはいいけどなかなか書けないとかどういう風にすすめていいのかわからないという方もいらっしゃると思います。

またお子さん方の親御さんに対する「終活」対応についてのアドバイスも行っていますのでお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連記事

ページ上部へ戻る