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防災と住居についての注意点

「どこに住むか」というテーマでお話しをしています。

まず「どこに住むか」という考え方を少しお話しさせていただき、

その後防災を考慮した「どこに住むか」という考え方と題してこのところ気になる二つの災害、首都直下地震や豪雨水害についてのお話し。

ハザードマップなどで地域の特徴を知るではハザードマップを中心に資料についてのお話し。

前回は防災の視点から考えた近隣チェックのポイントでは近隣についての4つのポイントについてお話ししました。

今日は建物選びの注意点についてごく簡単にお話しします。

 

マンションならではの長所と短所

建物のお話しで大きな震災の際に問題になったことがいくつかあります。

まず多かったのは高層マンションについてです。

高層マンションの良さと言えばなんといっても眺望でしょうね。

私も何度か知り合いの方の高層マンションにお邪魔したことがありますが、確かにすごい眺めできれいだなあと感じました。

また高層マンションは駅近くなどの比較的に便利なところにあります。

というよりもマンションを選ぶ際には駅に近いところを選ぶほうがあとあと売却の時にもいいのはよく知られているところですね。

その一方で震災の際に問題になったのがまずエレベーターの問題です。

非常用のエレベーター等がなければ移動は階段ということにならざるをえません。

食料や飲料水、荷物をもって階段をあがることが体力面や持病などによって難しい方には、上の階に住む選択はいざという時に厳しいことになってしまいます。

また今は大丈夫でも高齢になると厳しくなるという将来的な心配もあるわけです。

さらに「飲料水」のお話しもしましたが、停電によって水道水の供給が受けられなくなる可能性は当然あります。

戸建て住宅でも震災で水道がストップすることはもちろんありますが、それとは別に停電によって供給されなくなることも考えておかないといけません。

また大規模なマンションの場合、よく言われるのは中古の場合、耐震基準を満たした物件かどうかは重要なところですね。

居住する場合は必ずいつ頃建てられたものか、耐震補強などが行われているか否かを確認する必要があります。

これは購入のみならず賃貸でも必要なことです。

ただ昨年も大きなマンションの欠陥工事の問題が発覚したように、以前の耐震強度偽装問題の教訓がいまだに生かされていないケースがあるのかと思うと、確認してもどこまで信頼をおけるのかが心もとないところが嘆かわしいところでもあります。

 

戸建ての注意点

私が住んでいる練馬区では今年(平成28年)の5月に「練馬区耐震改修促進計画」が策定されました。

それによれば戸建とマンションとを問わず、練馬区の住宅に関する耐震化の実施率は84.7%になっています。

先ほどの計画ではこれを平成32年末までに95%にまで引き上げることを目標にしています。

そのためには旧耐震基準の建物については耐震改修工事などで補強工事が必要になってきます。

区では一定の条件を満たせば助成金が受けられようになっているので、積極的に活用するといいでしょう。

戸建ての場合、最近は少なくなりましたが、古い家屋では瓦屋根等が使われています。

ただ重さゆえに落下して危険になるケースが出てきます。

実際、東日本大震災の際にも区内の私よく通る道沿いの住居で、一部の瓦が落ちていてブルーシートでおおわれていたケースを見かけました。

そう考えれば屋根の補強工事なども必要になるでしょう。

もっとも最近の戸建住宅は耐震等を考えた作りが進んでいると見えて、昔に比べれば揺れに強いものも増えている印象を持っています。

その一方で依然対応に苦慮するのが水害です。

ここ数年の自然災害によって津波や河川の決壊による洪水などで建物がいやおうなしに流されていくケースを私たちは見てきました。

これもまた非常に難しい問題でまさかに水辺の近くに住むなというわけにはいきません。

「どこに住むか」はまさにその人の価値観に負うところが大きいわけですからね。

そのうえで、前々回の話ではありませんが、洪水ハザードマップなどをしっかり活用してその地域が水に強い地域なのか弱い地域なのかというところをまずしっかり確認すべきです。

もし河川の氾濫やゲリラ豪雨の影響を受けたような地域であれば、購入の場合は水の入りにくい構造の住宅を建てるとか土地を少しかさ上げするなどの方法があるようです。

お願いする建築会社などとよく相談して建築計画を考えましょう。

またすでにある住宅であれば「土のう」の準備がかかせません。

最近はamazonさんなどでも「土のう袋」は売っていますので雨の多くなる時期には早めに備えておくといいでしょう。

ということで、建物についてはごく簡単にお話ししました。

住もうという建物が災害時にどのような対応になるのかは集合住宅であれば管理組合等に確認する必要がありますし、戸建ての場合は近隣のみなさんとの連携も重要になります。

また構造そのものの心配などは建築士さんや建てた工務店さん、賃貸ならば大家さんなど専門の方や所有者の方にも確認するといいでしょう。

ということでこの話は次回が最後です。

最後はちょっとだけFPらしくお金の話をリンクさせる予定です。

 

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